江戸川遠征釣行−アオウオ釣り

釣行日時 2004年4月4日 釣行場所・ポイント名 江戸川

NO.3釣行2回目(4月4日)〜帰宅後の感想

4月3日の釣行を終え、ホテルで休んでいるとUさんから電話が入りました。内容は明日の釣りに入る予定だったポイントで、地元釣り倶楽部の集会があるため場所を変えたほうがよいとのこと。というわけで急遽ポイント変更、場所を北小岩の乱杭(通称:柳)で竿を出すことになりました。この日のターゲットはアオウオ!江戸川のアオウオ釣り師のMさんも一緒に竿をだしていただけることになりました。

 アオウオは僕が幼少のころよりあこがれていた中国四大家魚の一種、釣れても釣れなくてもこの魚を狙って竿を出すことができるだけで十分満足できます。1日目の釣行の疲れもあったのにもかかわらず、アオウオ釣りが楽しみでなかなか寝付けませんでした(笑)

 4月4日釣行当日、僕は午前5時25分に錦糸町駅から千葉行き普通列車に乗り、小岩駅で下車しました。駅から釣り場までUさんがバイクで連れて行ってくださるとのことで、僕は小岩駅南口でUさんと合流し、北小岩の柳までUさんのバイクの後部シートに乗せてもらい、釣り場へ向いました。

 釣り場にはすでにC&BメンバーとMさんが竿を出す準備をしていました。(C&Bメンバーは鯉狙い)挨拶を交わしたあと、早速私もタックルの準備、私はMさんの隣に竿を出させてもらいます。

 私のタックルはダイワの大鯉専科MH53(スピニングタイプ)2本、リールと道糸はUさんから借していただいたもので、ダイワのプロカーゴー6000遠投と道糸も同じくダイワのアストロン石鯛16号を使用。

 仕掛けは2本針仕掛けで、スイベルはローリング、サキ糸はパイプ天秤用サキ糸12号を2本まとめて使用し、根ズレ対策にゴムチューブを装着。オモリは小田原40号でサキ糸に装着したスナップに輪ゴムをきったもので縛り捨て錘にし,ハリスは巨鯉ハリス8号、針はソイ針24号を2本使用しました。

アオウオ用に作った仕掛け。 エサはタニシとカラス貝。UさんとMさんに分けていただいて・

 エサは自分で北海道から持っていけなかったため、MさんとUさんに分けていただきました。初めてなので、1番竿にはカラス貝を2番竿にはタニシをつけることにし、Mさんにエサの付け方を教わり、慣れない貝エサに少々苦戦しながらも何とか準備完了。

 今回のポイント、北小岩乱杭はポイント名通り岸際に乱杭が広がっています。私は何よりこのポイントの地形に驚かされました。初めて釣り場を見た時は杭があるだけでフラットな場所・・というイメージがありましたが、実は杭より20メートルほど沖にかつての川岸があり、急な駆け上がりになっています、Mさんの話では一気に5,6メートル落ち込んでいるらしく、根掛り、そしてファイト中の根ズレが怖い場所です。キャストポイントは30メートルほど投げて少しリールを巻き、駆け上がりになっている場所に仕掛けを置きます。駆け上がりの下の深場が餌場になっているらしいです。仕掛けを回収するときも、大きく竿を煽って、一気にリールを巻かないと仕掛けが引っかかってしまいます。


 準備が完了したので早速キャストします。まずはカラス貝を付けた仕掛けです。仕掛けがある位置をよく確認してから竿を振り上げ、糸を抑えている指を放し・・・かけて少し仕掛けが飛びましたが、振り上げた瞬間、オモリが落ちてしまいました。どうやら私の捨て錘が甘すぎたようです。仕掛けは杭の横に落ちただけで、駆け上がりの場所まで飛ばなかったのでよかったですが、エサのカラス貝の周りについている柔らかい部分が少なくなってしまいました・・・・。Mさんにクリップを使った捨て錘のつくりかたを教えていただき、気を取り直してキャスト!今度はうまくいきました。駆け上がりがある場所の手前に仕掛けを着低させ、弛みを巻き取ってから竿立てに竿をおく。続いてタニシの仕掛けも同じ距離を投げ、準備は万端。あとは魚のアタリを待つばかり。実釣開始した時間帯は水温、潮ともによく特にハクレンの跳ねがよくみられました。

柳の木の右側に竿を出させていただきました。 木の右側にMさん、Uさん、C&Bメンバー

 この日は雑誌「鯉釣りマガジン」の私とC&Bメンバーの取材日。釣り場にはミングウェイの石垣さんがいらしていました。

 昨日よりも気温が低く、寒かったので石垣さんからいただいた暖かいコーヒーを飲みながらアタリを待ちます。それから30分ほどたちましたが、気温が低くなる一方なので、流木を集めて、Mさんの竿の前で焚き火を熾しました。やはり火の周りは暖かく、安心できます。C&BメンバーはUさんからビニルシートを借り、その上でくつろぎました。皆さんと釣り談義をしていると楽しさで時間を忘れてしまいます。


竿を並べた皆さんと

午後になり、さらに風が強く小雨も降り始めました。本降りになったら中止しようということでしたが、小雨状態から弱くも強くもなりません。昨日までの気持ちの良い晴天はどこへ行ったのやら・・・時計に付いている温度計を見ると気温は8度を下回っていました。この時期の札幌くらいの気温です。少しずつ川の魚の活性も薄れてきたように思えます。いままでバチャバチャはねていたハクレンも姿をみせません。

午後3時ごろ雨が強くなり、しかもアオウオどころか鯉のアタリもないため納竿しました。


釣行を経て

私は上記の釣行(4月4日)の次の日、5日の午後の飛行機で帰札しました。

この釣り旅行は本当に意味のあるものでした。初めてのポイントで鯉が釣れた!というのもありますが、何よりインターネット上で知り合えた人々と実際に交流でき、一緒に話し合い釣行ができる。これは何かの縁だと思うので今回の釣行で最後にしたくありません。また機会があれば釣竿を持って上京したいとおもいます。この出会いは一生もの、大切にしたいです。

この旅行に協力してくださった皆様、ありがとうございました。