鯉釣り日記2012 向かい風 
 釣行日 5月13日 9:00〜20:00  場 所 創成合流
 時 間  天 気 晴れ(西の強風)


 下見釣りを終えた12日夜。川崎の高橋さんが札幌に到着され、去年と同じ創成川合流に入釣したとメールが入った。私は13日の午前中から参戦する予定であり、自宅でその夜を明かすが、この街中ですら、この強風は窓やシャッターを鳴らし続けている。これから向かう釣り場ではその風をもろに受けることになる。それが釣りにどのような影響を及ぼすだろうか。

 午前9時、創成川合流発寒側に到着。その中で高橋さんと平さん、そしてつるたろうさんが創成寄りに場所を取っており、そこにテントが見えるが、今日の合流は混雑しているようで、発寒寄りに一人、対岸の伏籠川でもロッドポッドが出ている。他、小物やへらの釣り人の姿がちらほらと。さて、自分はどこに入ろうものか。


 当然他人との干渉なく魚を狙える位置を選びたいところだが、今回それは難しいかもしれない。川岸をうろうろしながらこの日の作戦を練るもイメージが浮かばず、結局創成寄りの高橋さんとつるたろうさんの間に入ることにした。残念ながらつるたろうさんはこの後お仕事が入っているようで、すぐに撤収してしまうという。なので「すぐに場所を空けるから気にしないで入っていいよ」と声をかけられ、それに甘えてつるたろうさんのすぐ横に入れてもらうことにする。

 右隣はつるたろうさん  とりあえずここで竿出し

 創成寄りは他2つの川の中で最も川幅が狭いため、通りが確実でポイントも絞りやすいのであるが、これだけ竿が密集していればプレッシャーも大きいだろう。ダンゴや撒きエサの使用はせず、今回もガルプカープ スクイッド&レバーとペレット入りPVAの組み合わせで、静かに仕掛けを置いておくことにする。

  テントの中に雨音ちゃん  

 今日のアタリは遠そうだ。昨晩から竿を出しているお二人にも、朝に高橋さんにヒットがあって以来、ここまでアタリはないらしい。
 昼を過ぎた頃、発寒側角に入っていた釣り人が撤収したのを機に、私が入れ替わりでそこに入ることにする。竿を移動させると同時に仕掛けも変更。今度はダンゴを使う。「鯉師」に「鯉将」の配合のダンゴに、袋仕掛けの海津20号に乾燥パパイアを付ける。錘部分は遠投のため、三角ピン仕様+ジュンちゃんお手製スパイク25号に。これを以前ここで釣った時と同じように遠投する。


 場所変えと同時にボイリーからダンゴに変更  三角ピン仕様のオモリ部分
 平さんお手製のオモリ 発寒角に釣り場変更 

 移動の理由は釣り人同士の密集を避けたかったため。ここならばフィールドを広く使うこともできる。1番竿は発寒川と伏籠川の水の境目、2番竿はその奥に打ち込んでみる。止まない強風は北西からのもので、ここでは丁度正面から風を受けることになる。

  風が強く、水面が波立つ  

 14時。この釣りへの参加を誘っていたニャーゴロくんが風に煽られながら到着。その頃から水面に魚の気配が出始め、鯉の跳ねが出るようになった。また創成寄り対岸で竿を出す釣り人に鯉のヒットがあったようで、ここにきてようやく期待感を感じることができた。

 ニャーゴロくんは午前中まで私が入っていた創成寄りに入釣。そして15時過ぎには小川さん夫妻も現れ、私の上流でセットを開始。ここから爆釣を期待することはできないが、これだけ竿が並べば1本くらいは出てくれるはず。

 私達は夕マズメが狙い時と考え、16時にエサ換えをする。チャンスがあると見ている18時以降のダンゴの底残りの塩梅を調整するためだ。

 ニャーゴロくん登場。高橋さんが写メる。  夕マズメに合わせてのエサ換え。

 期待の18時。魚の気配を感じることはできるものの、未だ誰もアタリを捕らえられない。ニャーゴロくんはタイムオーバーで納竿。私も明日からの平日に響かぬよう、そろそろ帰らなくてはならない。

 綺麗さっぱりと、今回は坊主を受け入れることにした。次回、その分を釣ればいいのだ。次の釣行は19日〜20日。今年初めて泊り込みの釣りをする予定である。