釣り日記2011 待てど 

 釣行日 10月8日14時00分〜
10月9日18時00分  
 場 所 伏籠川
 時 間  天 気 晴れ(北西〜南の風)


 

10月8日正午

 今の時点では注意報警報は出ていない。今回は秋晴れの釣りを楽しめるだろうか。



14:00

 今回釣り場に決めていた伏籠川に到着。季節問わずに魚影の濃い創成川や発寒川との合流点に入ろうと思っていたが、

 へら釣りやファミリーフィッシングの人達がいるために入るのを躊躇う。

 しばらく考えるが、この天気は明日まで続く予報。人気のある合流点には大勢の釣り人が来ることが予測できるため、

 合流より下流の水道橋下に入ることに決めた。この辺りでの川の名称は伏籠川のままで、もう少し下流で茨戸川となる。

 軽く底を探ってみるが、水深は足元から120センチほどで、その水深からほとんど変わらず沖まで浅場が続き、最深でも

 200センチほどか。思ったよりもウィードが少なく、底はフラット。ある程度投げたところから草が多くなる。





15:00

 一投目を打ち込む。ポイントの選定に悩んだため、1番竿を近投、2番竿を草の多くなるところまで遠投。サーモンロッドも

 2本出し、こちらも左が近投、右を真ん中あたりへ投入した。

 本命竿の仕掛けはいつもの袋仕掛け(チヌ9号、ハリス10センチ〜)で、エサは「どすこい」+「白虎」と乾燥パパイヤの食わ

せ。サーモンロッドはチヌ7号のヘアリグでボイリーは右がガルプカープのアイリッシュクリーム、左がフレッシュフルーツワン

を選択。一緒に投入するPVAの中身として、8pのペレットとバズベイト(ロイヤルハニー)、「コイミー」を入れた。



16:00

 茨戸公園のパークゴルフ場から蛍の光が流れる。流れと言えば、今のところゴミや島などが流れてきていない。

 ひとつだけ大きな島が沖を流れ、その上でカモが休んでいる。今は上流に向かってゆっくりと動いているが、もうそろそろ

 潮が変わるはずだ。



 流れてくる島とカモ 合流の看板



17:00

 一度目のエサ換え。下げ潮で流れが変わったため、ここからは上流からの島に注意する。落としオモリも準備しておいた

 ほうがいいだろうか。



18:00〜

 19:00まで仮眠。サーモンロッドのアラームに目を覚ます。一瞬持続的に鳴るが、すぐに止まってしまった。

 ラインは大きく下流に向かってずれており、ラインを回収するとその向こうに重たい何かがついている。

 正体は魚ではなく大きな島だった。この夜は多いほうではないみたいだが、ここで釣りをする以上島の存在は忘れられ

 ないみたいだ。打ち返しと同時に全ての竿のラインに落としオモリを施す。遠投は避けることにして、本命2番竿は

 川の真ん中よりも少し手前に打ち直した。水面は静かに下流へ向かう。






20:00

 少し散歩に出てみる。車から出てみて気づいたが、この夜は思ったほど気温が落ちていない。前回を経た釣行だから

 尚更なのだろうか。ジャンパーを羽織っただけで寒さをしのげてしまう。



23:00〜

 上流にある捨て竿に島が絡んだために打ち返す。いつもならそのついでに他の竿の打ち返しを考えるところだが、

 ここはエサ換えなしでいこう。このアタリの遠い中、更にアピールしようと新しいエサを打ち込み、警戒心を誘発してしまえば、

 それは自殺行為となる。寄せようとするのではなく、食う魚が来るまで待てばいい。



0:00〜9:00

 零時に床に就き、午前9時までに何度か目を覚ました。その間、一度ダンゴを使う本命竿のみ小さく握った同じ配合のダンゴ

で打ち返すが、回収した仕掛けはハリスが絡まっていたり、食わせに小魚が突いた跡などは残されていなかった。

 午前9時のエサ換えでは、目先を変えるため、投入点を変更した。本命竿は2本とも藻の生えているラインに打ち、捨て竿は

 ボイリーから動物系のダンゴに変更。配合は「鯉師」+「スーパー1スペシャル」+「神通力」。食わせは本命竿と同じくドライ

 フルーツでいく。



10:00

 東から風が入ってくるが弱く、ポカポカと暖かい晴天。雰囲気は良さそうなのだが、食う魚はいないのか…。






12:00

 初めてセンサーが入るも、スイッチがONになっただけで竿には全く変化が見られない。

 12:30頃、下倉さんが釣りを終えて此処に立ち寄ったのでしばし談話。下倉さんも茨戸の中で釣りをしていたそうだが、

 結果はよくないものだったみたいだ。下倉さんが釣れないのなら、自分も駄目かも・・・



15:00

 ここで初めて鯉のライズを見た。釣り場を離れ、発寒川に架かる蒼風橋から合流点の様子を眺める。

 こっちの方が魚の気配を感じる。しかし今日もここは混んでいて、鯉釣りで入ると邪魔になりそうだ。

 蒼風橋の下は浅く、まばらに藻が生えており、その中に鯉の泳ぐ姿が多数見られた。泡付けもあり、こっちのほうが格段に

 魚の活性と数が違う。発寒川は創成川や伏籠川に比べて流れが弱いのだが、今の鯉はそういう場所にいるのだろうか。



16:00

 風がなくなり、平面的な水面に波紋が上がる。私が一番好きな光景だ。

 下倉さんが再来し、下流で釣りを始める。明日は体育の日で祝日だ。もう一晩頑張るという。






17:00

 ここまで釣れないと、もう期待もできない。しかし、竿を持つことができない。ここで終わらせたくないのだ。

 終了を18:00と決め、残りの1時間、静かに椅子に腰掛ける。



18:00

 仕掛けを回収し、坊主が決定した。まいった…先週に続き、今日も釣れないとは。

 次に手にする鯉は大きさに関わらず、とても嬉しい釣果となるだろう。シーズンもあと僅か。あと少しで霜が降りるようになる

 はずだ。これからどんどん厳しくなるが、熱意で挑むのが鯉師だろう。