鯉釣り日記2010 ゴールデンタイム2

釣行日時 5月3日午後7時〜
5月4日午前7時
釣行場所・ポイント名 創成川、伏籠川合流
  前回釣行の続きなので、同じペースで写真中心のレポートとなります(特に後半)。いつもに比べて遥かにテキトウ文章量が少ないので、物足りない感じがしますが、下手に文で書くと記憶違いを起こしそうなので、敢えて簡潔な文章で進めてゆきます。


 SASAYANと伊藤君との釣行を終えてからすぐ、友人関係の用事がいくつか入ってしまい、一睡もせずにハイテンションを通して、次の釣りへ向かうことになってしまった。今回の釣りは創成川、伏籠川合流点での、今年初の泊り込み釣行。すでにTadashiくん一家が3日の日中から入っているとメールにて連絡があったので、私も夜からそれに参加させてもらうことに。そして今回も伊藤君が一緒で、彼はリサイクルショップで安値で手に入れてきたテントを使って、初めての泊り込み。さて、何が起こるか・・・。

 午後7時、伊藤君と一緒に、Tadashiくんファミリーがキャンプを張る合流地点に到着。出発時の札幌中心部はほとんど無風だったが、この場所、この時間からは南風が強く吹き、一番最初に始めた伊藤君のテントの設営に苦戦。私はここに来て、寝不足からか目眩を発症させ、目の前が見えない状態・・・。大丈夫かこんなんで(汗)

フラフラ状態だが、とにかく竿だけは出しておきたい。創成川最下流の伏籠川合流点角にTadashiくん、少し間をあけて上流にNoboruくんが竿をセットしていたので、伊藤君がNoboruくんの更に上流、私はNoboruくんとTadashiくんの間に入れてもらった。何がなにやらわからない状態で、コーンをつけた1本針仕掛けを投入して少し休むことに・・。

 やっと目眩が治まってきた頃、以前にもここで会ったことのある男性が網でエビを採りに訪れた。私もそれに便乗し・・というか、この状態でダンゴやら何やら考えるのが面倒だったので、寄せエサなしでもアタリを見込める生エサを採ることにして、岸際のヘチを網で漁る。しかし去年に比べて少ないエビの眼光。入るのはモツゴやタナゴばかりで、なかなかエビの数を確保することができない。あまりバタバタしたくないので、釣り場近くのヘチを一通り回り、それで捕れるだけのエビで2投目に挑む。

エビが少なく、魚ばかりが捕れてしまう 二本針にエビをつけて

 風は夜が更けるにつれておさまり始めたが、気温は大分と落ちているようだ。伊藤君はテントに潜り込み、それから出てこないところをみると眠りに就いたのだろう。しかし伊藤君の就寝装備はかなり薄くて軽そうに見えたが大丈夫だろうか。アタリがない中、伊藤君を除いた3人での談笑タイムとなり、続いてNoboruくんも就寝。私とTadashiくんも、寒さに耐えかねてテントの中で暖をとるとする。日中はTadashiくん、Noboruくんともにアタリがあり、Tadashiくんは数匹の釣果を得ているようだが、風が止んでからのこの夜はアラームが鳴ることもなく、静かに流れていった。談話(・・といっても朦朧としていた私は何を話したか記憶にない)にふけながら、Tadashiくんが点火してくれたストーブに身を寄せて温まり、隣のテントで寒そうにくしゃみをしていた伊藤君も起こして、一度ストーブに当たるように促した。

 いつの間にか日が昇っていた午前4時ごろ。ようやく私のセンサーが反応。2番竿にアタリがあり、50台くらいの鯉がラインの先に姿を現したが、リールのトラブルに目をやっているうちに足元で針を外してしまった。続いて、糸がふけていた1番竿も回収。こちらはほとんど無抵抗の40台がついており、坊主逃れのネットイン。これだけテキトウな釣り方をしているのにアタリをもらえるとは、やはり生エサは強い。エビのストックが心配なので、2本針のうち1本にエビを掛け、もう一本にモツゴやタナゴなどをつけて再投入しておいた。

エビの強さにまかせた釣果 長い夜が明けた・・
   
 風が強かったのでピトンはお休み  下流、伏籠合流を狙い打つTadashiくんのタックル
   
 私と同じ大鯉専科とセンサーの2タックル。Noboru君  伊藤君。今回はTadashiくんのバンクスティックを借りて
   
 Tadashiくんと伊藤君 伊藤君!背中焦げてるっ!!ストーブに近づきすぎた? 

 それぞれラインにセンサーやアラームをセットし、落ち着いたところで一旦休息タイムを取ることにする。私は伊藤君のテントに入れてもらい、寝袋に入るが、思うように寝付けない。釣り場ではいつもこう。後半戦に備えて頭をすっきりさせておきたいのだが、いくら寝不足が続いていても眠りに入ることができないのだ。そしてそのうちに、次のセンサーメロディが鳴り始める。

 最初にアラームを受信したのは、私と同じエビと小魚をエサにした伊藤君だったが、何故かすぐに止まってしまった。その直後に私のセンサーが入る。今度の鯉は、2番竿にいいアタリを見せてくれた。サイズは60ちょっとで、前回のものよりは少し小さいようだ。その30分後、再び伊藤君にアタリ。今度は勢い良くラインが出されていったのだが、伊藤君が竿を持ってすぐ、ハリス切れしてしまった。

寝袋に入ったら来るアタリ 伊藤君、惜しくもハリス切れ
   
 って、伊藤君ハリス細っ!  魚が岸寄りしているので、ヘチに仕掛けを添わせて

 日が昇ってからはまた強い風が戻ってきた。夕べとは逆向きで北よりの向かい風となるり、少々冷たいがこちらに向かって水を動かしてくれるよいコンディションになると思われた。創成川の水面は騒がしく、養魚場のごとくボラが群れている。その中に鯉の気配も感じられ、センサー受信の期待感を沸かせてくれる。

キツネ♪ こっち向いた

 だがアタリは時合に沿って出たり止まったりを繰り返している。午前9時過ぎ、Noboruくんにヒット。しかしこのポイントにはやっかいな根があるようで、苦戦の後逃してしまった。Noboruくん、私達が到着する前から頻繁にアタリを取っているみたいだが、まだ今回の初鯉のゲットには至っていないのだとか。頑張ってほしいところ。というか、そういう人に限って最後にドカンと大型を出したりするので、そのジンクスに期待したい。Noboruくんが再投入の準備に入る中、Tadashiくんのリールからもラインが出された。テントでグッスリ寝入っていた彼はアラームでも目を覚まさず、Noboruくんに起こされてファイト開始。

Noboruくんにアタリ! 残念ながら根に入られて・・・
   
 直後にTadashiくんに来た!  ダブルベイツでゲット
   
 1時間後、再びNoboruくんに来るがこれも釣果に成らず  伊藤君も次の投入に向けて準備

 ここで私もエサ換えをするが、エビのストックが底をついたので、ダンゴに切り替えることにする。「どすこい」+「スーパー1スペシャル」+雑穀のアピール強めの小型ダンゴで、食わせはコーンを使用。伊藤君はエビの代わりに小魚を使い続け、さらにダンゴやチンパンジーなども用意している。中にはバナナなんてのも・・(笑)

釣り場でよく見る光景 伊藤君の針にはパンやバナナも

 正午過ぎ。風の勢いはおさまらず、水位も朝からほとんど変わっていないまま。目の前で群れていたボラはどこへやら姿を消したが、まだ食い気のある鯉はたくさんいるようだ。午後1時になろうというころ、Noboruくんにヒットした。

Noboruくん、今回初鯉なるか! Tadashiくんがネットイン!

 
 
無事ゲット!

 Noboruくんが今回のボウズを免れ、残るは伊藤君。早朝のハリス切れでのバラシを悔やんでいるようで、チャンスを願いながら3本の竿の投入を繰り返していた。実釣開始から20時間が経過し、残るは4時間。夕マズメのラストスパートに入る前、私は一度エサ換えをすませておき、伊藤君は散歩がてらに近くのコンビニへと買い物へ行く。が、そんな時に・・・伊藤君の竿に掛かってしまった(笑) 「伊藤君、早く戻ってきて」 ラインが出されてゆくので、Tadashiくんが代わりにファイトし、私達で鯉を揚げておくことに・・。そうこうしているとTadashiくんのアラームも鳴り出し、彼は自分の竿へとかけてゆく。その後ろで、コンビニから帰ってきた伊藤君が土手を下りて来たので、「掛かってたから上げておいたよ」と鯉を渡すと 「なんで俺が居ない時にかかるの!?」 確かに、20時間も待ち続け、たった10分出かけているうちにヒットするなんて。嘆きたくもなる。

伊藤君の竿に来ちゃった!代わりにTadashiくんがファイト 直後、Tadashiくんのアラームも鳴った!
   
 帰ってきた伊藤君に鯉を渡す  一応掲げてみる。何故かバス持ちで
   
 Tadasi君は空アタリだったようだ。そしてNoboru君がまた  また、外れた・・?残念、針は空だった

 いよいよ日が傾き始めた。今日もハチャメチャだけど、こういう釣りが楽しいもの。連休中だが、意外と釣り人が来ないので、前回に比べてもかなりのんびりと釣りができている。あとの心残りは伊藤君。ヒットはもらえたものの、自分で上げていないので悔しさが募っていることだろう。私もエサをダンゴに換えてからアタリがないのが腑に落ちない。特に本気で釣りたいと思っている釣行でもないが、TadashiくんとNoboruくんはそれぞれボイリーやダンゴを使い続け、日が昇ってからアタリを出しているのに、私は即効性の生エサに頼り、しかも朝マヅメにしか釣っていないのだ。ここは一発ダンゴでもアタリを貰っておきたいところ。

15時過ぎ、アタリパターンを掴んでいるNoboruくんの竿がまた揺れ始める。竿に飛びついてファイトを開始するが、なぜか先に鯉をタモ入れしたのは私の方だった。Noboruくんのやり取りを見守りながら、ふと自分の竿を見るとラインが弛んでいるのを見つけ、引き上げてみると、今回の皆のアベレージほどの鯉が上がって来た。Noboruくんのほうは、なかなか勝負を決められず、根掛りで苦しむ。掛かり出しに慣れているTadashiくんが代わり、弟をサポート。

Noboruくんファイト!完全にアタリパターンを掴んでいる 私が先に鯉をゲット
   
 Noboruくんもファイト続行中  二人揃って♪

 今回の楽しい釣行も、もうそろそろ引き上げの時間・・・。テントをたたみ、それぞれが帰り支度をしながら、今か今かとラストチャンスを求む。「・・・なんでたった10分コンビニに行っている間に・・・・」 伊藤君、やっぱり悔しいみたいだ。Noboruくんもここまで8回のアタリを貰っている中で、手にしているのは2匹。これもこれで悔しい。でも、チャンスはやってくる。9度目のアタリ!しかしこれもスッポ抜けに苛まれてしまう。そして10分後にラスト1発!今度はしっかり乗った。

「もう一回、来いっ!」 Noboruくん3匹目♪これがラストフィッシュとなった

 何度も悔しい思いをしつつも、最後までしっかりアタリを出すところは流石。この魚を最後に、今回の釣行はお開きとなった。風の止んだ夜間は誰にもアタリが出ず、またアタリ出しても30〜50センチクラスばかりで、全体的に大きい魚が出なかったが、アタる時は連続で来て、釣り場を沸かせてくれた。そしてNoboruくん、伊藤君、前回のSASAYANもそうだが、彼らと釣りに来れば、まずネタにつきないだろう(笑)。伊藤君とNoboruくんも、なかなか良いコンビのように思えた。

うん、楽しかった♪思えばこの3日間、ほとんど寝ずに遊び通しているが、そんな疲れがどうでもよくなるほどに有意義なゴールデンウィークだった。 次の釣行は2週間後を予定。次回もかなり楽しいものになると期待している。釣行記は、またこんな感じになっちゃうかもしれないけど・・。



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