|
|
なぜかイジられはじめる伊藤君。壮絶な戦い(笑)が始まる |
もう釣り場はめちゃくちゃ |
アタリがないので、こうして遊びながら過ごすのもいいのだが、今回は小学生側が強すぎたため、私たちは疲れて先にダウン。小学生軍団が私たちの釣り場から離れてすぐ、疲れきった伊藤君はtadasiくんのテントを借りて仮眠をとり、私とtadasiくんは上流のマーくんの釣り場へと遊びにいくが、私たちに飽きた小学生はマーくんの釣り場を襲撃していた。さすがというか、なんというか、これだけ騒いで遊んでいて、全く疲れを見せない小学生がうらやましい。
午後15時、伊藤君のアタリブザーとリールのクリックが沈黙を破った。そしてその数秒後にtadasiくんのバイトアラームも響く。
このコンディションでダブルヒットとは、魚が入ってきたのだろうか。まず先にアタリを出した伊藤君のもとへアシスタントに駆けつけるが、こちらはなんだか凄いことに・・。伊藤君はアタリブザーのクリップに、滑り止めのテープをグルグル巻きにしていたのだが、そのテープの皺にラインが引っ掛かり、クリップが外れない。それでも鯉は容赦なくラインを引いたため、ブザーの構造上、竿立てに取り付けている部分からブザー本体が外れ、クリップによってラインにぶら下がった状態というシュールな光景となっていた。
さて、掛かっていた鯉をランディングしてみると、恐らく60センチに若干届いていないくらいのサイズではあるが、そのわりに引きは楽しめたようだ。ほぼ同時にアタリを出したtadasiくんのほうはと言うと、残念ながら針が抜けてしまったらしい・・。
下流二人のダブルヒットはスクールが上がってきているという良い兆しであるのだが、思うように続かず、このまま辺りは暗くなりはじめた。
伊藤君は小学生に襲われ、tadasiくんは寝不足で疲れているようで、口数は減り、私も土手に座りながら携帯の画面に表示された文字を流し読みする。
終了時間が近づき、今回はこのまま幕を下ろすものと思いきや、またしても伊藤君にヒット。ラインが出される音が確かに聞こえたが、伊藤君の釣り場へ駆けつけた頃には竿は動かずに、アタリ待ちの状態のまま静止していた。どういうことであろうか、ブザーも正常に作動しなかったみたいだ。空アタリだったのか、それともどこかに魚が潜りこんでいるのか。とりあえず、このまま竿を置いて様子をみることにした。
そして1分後、再び竿が動き始めた。ゆっくりと穂先が引きこまれ、糸が出てゆく。外れていなかったみたいだ。掛かっていたのはさきほどのものと同じくらいのサイズだろう。全体に金色を纏った綺麗な鯉だ。
|
|
|
|
伊藤君、今回3匹目の鯉 |
|
午後5時30分、すっかりと暗くなり、目の前には月がうかぶ。そろそろ終了としよう。
今回は皆、3匹ずつの釣果を得ることができ(私の2匹はフナみたいなやつだったが)、特に久々の鯉釣りで釣果をもらえた伊藤君にとっては最高の釣行だった。
さぁ、シーズンオフまであとわずか、私の場合、今年の大物は春の80台だけと、すでに諦めているが、残りの時間は今回のように楽しく川原でリフレッシュすることができればいいと思う。
釣り場でお会いした皆様、お疲れ様でした。またよろしくお願いします!