鯉釣り日記2008 夕焼けとセンサー
釣行日 8月12日 場 所 創成川 時 間
学生特権夏休みもあとわずか・・。最近はこの夏の食い渋りの中、一番鯉の食い気がある夕マズメを狙った短時間釣行をしている。
前回釣行記の追記の釣行で3連アタリをもらい、それから8月10日にも川の様子を見に行くが、コンディションはイマイチですぐに撤退。そして12日午後3時、南からの風が強く、魚の活性も良いとはいえないが、鯉の姿はあるので、とりあえず竿を出してみることにした。今回の仕掛けは以下のとおり。
オモリ部(中通しオモリ遊動式)
オモリ:ひし形25号
サキ糸:石鯛ライン16号
仕掛け(袋仕掛け 対スレ鯉ver)
袋〜ハリス:巨鯉ハリス8号
針:チヌ8号
エサ(ダンゴ)
どすこい+龍王 (ふるいにかけ、大粒子を排除)
食わせ
乾燥コーン+乾燥パパイア
釣り予定時間は午後3時から6時までの3時間。
北五番橋定番のコーンなどを使ってもいいが、アピール力があり、勝負の早いダンゴを選択する。今回も使用するダンゴは、「どすこい」と「龍王」だが、水を加える前にふるいにかけ、大粒子を、配合されている量の半分の量を排除した。
この日の鯉は特に警戒心が強く、ダンゴには反応するものの、やはりすぐに食おうとはせず、しばらく観察し、その後々に口を出したとしても、残った大きな粒子を数粒だけ食べて去ってしまうということが多い。私はダンゴ釣りの食わせエサに配合されているものと同じ乾燥コーンやドライフルーツを使うので、この場合にヒット率を上げるには、大粒子を少なくするのが有効と思われる。また、警戒心の強い鯉はバラけたダンゴの中心部に近づくことを嫌い、なるべくダンゴから距離を置くようにして、こぼれたコーンや麦などの粒子をちまちまと食べることが多いため、ダンゴに直接針を入れては、ヒット率が低くなってしまう。今回は対スレ鯉用に作った、長ハリスの袋仕掛けを使用する。長いハリスで、若干、ダンゴから針までの距離を置くことで、その場合のヒット率を上げることができるはずだ。
タックルの準備中、鯉釣りをはじめた頃からお世話になっている、Tさんが訪れ、談笑をしながらのタックルセットとなった。
仕掛けを見込んだポイントに打ち込み、竿の横に座り込んで御喋りを続ける。最近の創成、茨戸エリアの状況、自作ボイリーのお話、スレ鯉対策のお話などをしながら、最初のアタリを待ち望んだ。
今日は南の風が強く、気温は上がらずに涼しい午後になっている。創成川で釣りをするにあたって、南の風というのは都合の悪いことが多く、少々の心配もあったが、午後4時、その不安感は一気に取り除かれた。
突然のクリック音が魚信を告げる。魚は大きくないものの、いい走りを楽しませてくれる。
狭く、障害物が多いフィールドなので、なかなか面白い。しかし、暴走する魚影が橋を下流にくぐった瞬間。ラインのテンションが落ちた。スッポ抜け・・、食いが悪かったのだろう。一投目よりも小さめに握ったダンゴを装着し、同じ場所に打ち込む。
Tさんは下流の様子を見に去ってしまったので、私は偏光グラスで橋の上から水中を観察。ダンゴに興味を示し、ウロウロしている鯉の姿がひとつふたつ・・。かなり警戒しているが、次第にダンゴに接近し始め、口を出し始める・・そして。
アベレージサイズがヒット。首を振りながら下流へ走った。すぐに土手をおり、竿を手にしてファイト開始。60センチ弱の鯉がタモに納まった。そしてその鯉をリリースしてすぐ、45センチほどのかわいい小サイズがヒットしてくれた。
魚を寄せることに成功♪ダンゴを使った場合、悪戯にダンゴを突付くだけで、喰わせを食わないで去っていく鯉が多く、苦戦させられていたが、橋の上から覗いてみた感じでは、鯉がダンゴに興味を示してからスムーズにヒットに持ち込めているようだ。
夕涼みをかねた軽い釣行ではあるし、コンディションが良いというわけではないので、これだけ遊べれば十分なのだが、可能性があるので、サイズアップを狙って釣りを続行しよう。
最初にゲットしたのはアベレージサイズ 続いて45センチくらいの小型が遊んでくれた
しかし、入ってくる魚の数はそう多くないようだ。ダンゴで通りかかる鯉を足止めすることはできるが、一度散らせてしまうと、そこからまた寄せるまでに時間がかかってしまう。
2匹目の45センチをリリースしたあとも、数匹のスクールの鯉がポイントをうろうろしていたのだが、その中の一尾が何故が急に猛スピードで逃げ出した。何があったのか、何故突然仕掛けの存在に気づいたのか、よくわからないが、それに刺激され、他の鯉たちも散ってしまい、ポイントから離れていった。それからまた別の鯉がポイントに集まり始めたのは午後6時。終了時間ではあるが、せっかく魚が寄ってきたのでもう少しやってみよう。
午後7時、車の中で,コンビニで買った夕食をたべているところにセンサーが入った。
スパゲティの皿を置き、外に出てみると、1番竿のラインが引きだされていた。 だが、受信機から流れたメロディは2番竿の発信機からのものだったはず(同じ曲だが、キーが違う) 。どうなっているのか・・。とりあえず1番竿を手にしてファイト開始。
走った勢いでブッシュの中に突っ込まれるも、なんとか引き出し、ネットイン。サイズはまたアベレージサイズ、60と1〜2センチということろだろう。魚の入ったタモを引き上げたところで、もともとセンサーが反応していた2番竿も弧を描いた。2本の竿にほぼ同時にヒットしたようだ。こちらは小さく、50センチほど。連続アタリはよくあるが、同時アタリとは小さくても嬉しいことだ。最初の60台をタモから出してから、2番竿の50台をランディング。
2匹が2本の竿に同時ヒット