鯉釣り日記2008 沈没
 釣行日 4月29日  場 所  創成川
 時 間


 先週末、前回同行したtadasiくんと、幼馴染の山崎君(ACOUS)と連絡を取り、このゴールデンウィークに行う釣りの同行をお誘いした。残念ながら、tadasiくんは指定した当日の都合が悪く、来られないとのことで、ひさびさに山崎君と二人で創成川に向かうこととなったが・・・・・・・・・・・・・・・・・

 天気予報を見ると、午後からの降水確率が上がっている。どうも、私と山崎君の二人がそろうと、雨や強風に当たることが多い。私も山崎君も「雨男」なんてレッテルを貼られているわけではないが、いつものパターンということで多少の雨と気温の低下は覚悟した。むしろ雨が降れば、水の溶存酸素も増え、活性化するという期待もできる。午前8時、山崎君を助手席に乗せ、出発。

 午前8時20分ごろ、北五番橋に到着そして開始。今日の創成川もあいかわらず水が少ない。流れは停滞気味で魚の活性にも傾げ首という感じではあるが、魚がいないわけではなく、とりあえず釣りには問題ない。コンディションは前回釣行の二日目の朝に近い感じだ。まずアベレージサイズでも1〜2匹上げてから、数、大物を期待しよう。

 今回も前回、前々回同様に1本針仕掛けに食わせコーン、寄せエサにカシスリキッドコーンの組み合わせ。
 前回、前々回は時間があったので、橋1本下流までの範囲にカシスコーンを撒いておいて時間を置き、数時間ポイントを休ませてから釣りをするという戦法を取っていたのだが、今回は山崎君もいるし、時間も限られているので、ポイントの30〜50メートル下流にいつもより少量のカシスコーンを撒いておき、ポイントでは早速仕掛けを下ろして同様にカシスコーンを撒いた。

 今回は山崎君にも釣ってもらいたい。私はいつもどおりの2本竿で、山崎君は1本。計3本の竿ということになるが、今日のように水位がないときに、一箇所に集中して竿を出し、ラインを張れば魚の警戒は免れない。山崎君にはポイントの最下流に竿を出してもらい、御節介であろうが、ポイントの指定と落としオモリの使用を指示させてもらった。その上流に私の1番竿を、山崎君の仕掛けを投げ込んだポイントとほぼ同じラインに打ち込んだ。今日の鯉の出現ルートはこのラインだ。うまくいけば、山崎君の竿、私の1番竿の順にアタり、この2本にアタリが集中するだろう。二番竿も一応用意はしているが、これは捨て竿ということで、普段あまり攻めることのない手前に打ち込んでおいた。

 ひさびさに山崎君が同行

 セット完了後、山崎君に竿の見張りをしてもらい、私は近くのコンビニへ朝食の買出しに出る。サンドウィッチやコーヒーなど手軽な食べ物を購入し、それを食べながらセンサーメロディーを鶴首する。

 ポイントに入る魚の数は少なく、車の中で暇な時間を過ごすこととなった。山崎君はポータブルゲームに興じ、私はその後ろで読書をする。知っている釣り人が通りかかれば、私が挨拶に行き、山アくんは何故かその様子をスケッチし始める(笑)そんなこんなの時間を経て、時刻はもうすぐお昼。昼食は何を食べようかと話していると、突然山崎君が車から飛び出した。

 アタリを待ち焦がれていた山崎君のアタリブザーが鳴る。フィッシュオン!
 2年ぶりの鯉とのバトルに山崎君もテンションが上がる。タモを持ちながらそれを見ていた私に限っては、山崎君には1匹は釣ってもらいたかったので体温はもはや平熱ではなかっただろう。

 掛かっているのはアベレージサイズだろうか、それにしてもリールをうならせながら、どんどんと下流へ走ってゆく鯉。

 山崎君に待望のヒット! 魚は走り、橋をくぐる

  上がったのは60センチほどの元気な鯉  

 橋の下流でタモに入った鯉は60センチほどのアベレージサイズ。力強く張った鰭が立派な一尾。
 この1匹で、山崎君にスイッチが入り、30分後ふたたび山崎君の竿が平伏した。今度もいい走り方をする。山崎君が竿を持った瞬間から魚は橋の下をくぐり、草や塵を散らしながら下流へ突き進んだ。いいファイトだ。今度はサイズアップして65センチほどだった。いい調子である。このままアタリ続けてサイズアップしてゆけば完璧だ。

 「どこまで走るんだよ!ww」 グッドファイトだ 山崎君2匹目。65センチほど

 
しかし、


 ここで、せっかくの爆釣ムードを私がぶち壊すことに・・・

 はっきり言えば、自虐でもしたくなるのであまり書きたくないのだが、簡単に説明すると、私のせいで、山崎君の買ったばかりの携帯が川に落ちるという、戯けた事件が発生したのだ。

 なんとか携帯を取り戻すべく、タモを使って川底を探るも、泥が舞い上がるだけで携帯はみつからない。何度もその作業を続けていると、とうとうタモが破損し、どうしようもなくなったのでここで釣りを中断。

 このあとは一度、山崎君宅に携帯の書類を取りに行き、そのまま警察署で紛失届けを出して、その受理番号を携帯メーカーに提出。同じ携帯を購入(発注)して(もちろん私に責任があるので弁償)、終了という

 実に救いようのない暗澹な終わり方をしてしまった。山崎君の手もとに携帯が届き、私のタモも買い換えた後、どうか山崎君と、この釣行をもう一度やりなおしたい。