札幌の長い冬もよくやく終幕か。春の気配を感じられるようになったこの頃。目を覚ませば窓の外に見えるのは清々しい蒼穹。雪を呼ぶ鉛色の厚雲は姿を消し、冬がニガテな私はさわやかな朝を迎えられる。さわやかすぎて、逆に寝床から出る足が重いくらい。春眠暁を覚えず・・というやつだろうか。
学校は学年末試験を終えて春季休業に入り、ひと段落ついた。
同じ学校に通う伊藤君からの電話で、午後からちょこっとプチ釣行しようとのお誘いがあり、もちろん二つ返事でOKを出した。今日は2008年度の初釣行。まずは、様子見がてらの日向ぼっこだ。
さっそく、久々の釣行準備を始める。今日はプチ釣行なので、いつものタックルは休ませて、ライトタックルを1セットもっていくことにする。車ではなく自転車に荷物を積み、ペダルを踏み込んだ。
途中、伊藤君と合流してからいつもの創成川沿いの道を走りながら、川面に浮かぶ魚影を探す。しばらく走ると、ひときわ魚影がたまってみるポイントがあったので、そこで自転車を止めてしばし相談。「じゃあ、この場所で竿を出そう。」
今年初の竿出しを決めたのは、ホームグランドとなっている北五番橋より上流の、ホーマック前。私の自己記録魚を上げた思い出深い場所でもある。まだ積もる雪をこぎながら、下流に私の竿を一本、その上流に伊藤君が2本の竿を出した。
仕掛けはチヌ10号の2本針、針にはコーンをつけて、魚影が頻繁に現れる川の対岸近くに落とし込んだ。この対岸近くのポイントは春が深まれば、水生植物に埋め尽くされて投入は困難。今だから攻められる場所だ。
|