鯉釣り日記2007 雪景色
 釣行日 12月15日
午後12時〜午後5時
 場 所  創成川
 時 間


 前日から降り続いていた雪が根雪となったようだ。釣行当日、去年よりも若干おそく、とうとう雪が積もり始めた。
 この日から学校が冬季休業に入り、最近体調不良であったが、この週末は釣り場でのんびりと休みたい。そう思って、気温が上がる時間だけ竿を出すことにした。車につもった雪を払い除け、午後12時ごろホームグランドに到着。

 同じ札幌市内でも自宅付近に比べ、釣り場のほうは雪の降り方が激しいように思える。いつものスペースに積もった雪をバンパーで除けて駐車。さっそく川の様子を見に行く。前に来たときよりも水が多く、濁りがでているようで川底まで見えない。魚の泡付けらしきものが見えるので、活性には望みがある。岸近くで停滞している水の温度は7度。その奥ではそれより少し高い。気温よりも水の温度が上回っているので、水面からモヤモヤと湯気が立ち昇る。雰囲気は悪くないが、あとは魚の食い気次第といったところだろうか・・・。

 今回もいろんなエサを持ってきているが、最初に使用するのはマシュマロ。これはパンよりもエサもちがよく、前回ほどウグイの攻撃が気になることはないだろう。

オモリ部:ひし形25号遊動式
仕掛け
巨鯉ハリス8号、チヌ10号(2本針)

エサ

マシュマロ

 パン同様、マシュマロは食わせだけでも鯉にアピールするので、寄せエサの類は使わない。
 投入後はしばらく暖かい車のなかで静かにアタリを待ち、1時間後にエサのチェックのため2本とも回収。パンの場合、回収中に崩れてハリにそのまま残った状態で上がってくることがあまりないが、マシュマロはしっかりと残っている。投入したときよりもちょっとだけ小さくなっているが、換えずにそのまま再投入する。いつものように橋の上から様子をみようにも、この日は珍しくまったくもって川の中が見えない。まぁ、中の様子が見えないのが本来釣りでは普通なのだが・・。


 釣り場には雪が降り続いている。あまり寒くはないし、雪に触るのもひさびさなので、ひとり小学生の頃を懐かしみながら雪で遊んでみた。雪球を大量につくって車のウィンドウに乗せ、ワイパーで吹き飛ばしたり・・・。あまり変なことやると車の持ち主の親父に怒られるな・・。アタリが出るような気配もなく、暇な時間が続く。まだ降り積もったばかりで綺麗な雪にひたすら足跡をつけて遊んだり。対岸の道路を走る車の人にアピールできるよう土手に「巨鯉」の文字を彫ってみたり・・・

   実際に対岸の道路から見ると・・・・  

 さすがにこの巨鯉の文字は、我ながらアホなことをしたと思い、恥ずかしくて写真をとってからすぐに消したのだが、小学生の頃、かまくらなんかを作って遊んだことを思い出し、懐かしみながら雪に触れて時間を過ごした。

 午後3時。エサを新しいものに替えて同じ場所に投入。今日は水の流れが静かで、上流から流れてくるゴミがラインに引っ掛かったりすることがない。この時期にもなるとさすがにウグイ軍の勢力も衰退したのか、前回のように騒がしくなることもない。

 水面はいたって静かで、そして暗い。あいかわらず川の中の様子は見えないが、うっすらと鯉の魚影が見えるようになった。小さくてもいい、クリック音を聞かせてほしいものだ。長い間雪に触れていたので、さすがに寒くなり、車の中に入る。熱いコーヒーを淹れ、エサに使っているマシュマロを浮かべ暖を取る。窓ガラスが曇り、竿の様子がよく見えなくなったので、センサー受信機をチェック。周波数を間違えていないことを確かめて、カンホルダーに置いた。

  すっかりと雪景色に・・

 四季のなかで冬が一番嫌いなのだが、雪景色の中で、冬らしい釣りをするもいいものだ。むしろ、これから冬に入る頃の晩秋の釣り場よりも、この雪景色のほうが好きかもしれない(釣果は落ちるけど)。夕方になってから鯉の姿を見るようになったので、期待を高めて待ち続け、空がくらくなってしまった。冬の夜は厚い雪雲と無数に降る雪が街の明かりに反射し、真っ暗にならず、空の色がうすい紫色になる。午後4時ごろに切り上げる予定だったが、1時間ほどの延長。午後5時、結局竿先が揺れることなく、納竿となった。

 ボウズは覚悟の上だが、こう変化がない釣りをすると釣行記らしい釣行記が書けず、ただの日記のようになってしまう(笑)
今年中にあと1度くらいは釣りができるだろうか。残念なことに最近は何故か体調が悪く、なかなか朝から晩までという気合の入った釣りができない。はやく調子を取り戻さねば・・・・・。