鯉釣り日記2007 痛恨にもほどがある
 釣行日 6月9日
午後9時〜午後8時まで
 場 所  茨戸川
 時 間


 今週はどこで竿をだそうか・・。学校にて伊藤君と話し合い、候補として上がったのは茨戸川の生振エリア。

 午前8時ごろ、伊藤君のお母さんが運転する車が自宅前に到着。荷物を載せてもらい、生振へと向かう。 04年の5月15日の釣行で僕が痛い目にあった場所、生振運河と真勲別(茨戸川)の合流点に行ってみることにした。

 車で20分ほど。懐かしき合流点ポイントが見えてきた。この場所は04年5月15日以来来ていない。車から降りると辺りは背の高い草がぼうぼうと生えていた。強い向かい風、川の状況は悪くなさそうだったが、僕と伊藤君はこの草を漕いでいくのは凄く面倒くさいと判断し、別の釣り場を探すことにする。

 しかし僕と伊藤君はいままでほとんど生振エリアで釣りをすることはなく、どこにいこうにも不確定要素が多い。時間もなくなってきたので、とりあえず無難にいつもの釣り場、茨戸公園前に荷物を降ろし、竿を伸ばすことにした。

今日の仕掛け、餌は以下のとおり

オモリ部
スパイク25号(管付きオモリ固定式 捨てオモリ)

仕掛け部袋仕掛け
ハリス:巨鯉ハリス8号
針:チヌ10号

エサ
龍王(振るいにかけ大粒子を除いた)+麦茶
食わせ:大豆(カルーア漬け)

 
それぞれ2本の竿を並べ、仕掛けをキャスト。僕はいつもこの場所では、対岸の木のオーバーハングを狙い目としているのだが、対岸が工事され、木がなくなっていた・・・。ということで、僕は1番竿をオーバーハングがあった場所、2番竿を川の中央に打ち込む。釣り場に茣蓙を敷いてパラソルも立て、くつろぎスペースも確保。これでOK!

 いつもならここでテキトウに遊び始めるところだが、学校のテストが近いということで、もってきた教科書やら資料を広げ、アタリを待ちながら勉強をする。

対岸が工事されてフラットに・・なんか景色が寂しい 今回は待ち時間中にテスト勉強

 2時間後、勉強に区切りをつけて一息つき、エサ換えをする。食わせエサには異常なし。竿先にも水面にもウグイやフナなどの気配を感じられず、少々不安になりながらも、そのまま同じ配合でダンゴを作って投げ込んだ。

 この状況なら昼間はあまり期待できないだろう。風が強い中、弁当を吹き飛ばされそうになりながらのランチタイムを終え、おなか一杯になったところで勉強意欲をなくし、ふたりで昼寝に入った・・・・・・・。

マヨネーズがあれば大体何でも・・・by伊藤 頭上に木があるこの場所では短竿のほうが有利

 午後2時、日光の暑さに目が覚める。強い風のせいでパラソルの骨が曲がり、その存在がまったく無意味なほどに日差しを通してしまっていた。伊藤君は隣でまだ爆睡中。僕も特にやることがないのでもう一度寝に入るが、普段から不眠症の僕はもう眠ることができない。目を瞑って横になっただけの状態のまま、また敷物の上で1時間を過ごす。

 今日の終了予定時刻は午後5時、残り2時間。そろそろエサ換えどきだろう。寝ている伊藤君を起こさないように、仕掛けを回収し、ダンゴを作り、食わせも新しいものに交換する。投入点はいままでと少し変え、1番竿を手前、2番竿を奥に。

 それからしばらく、一人で遊んでいると伊藤君も起き出し、エサ換えをする。こうしているうちにいつのまにか、風が弱まっていた。徐々に傾き始めた太陽が水面を照らし、心地よい雰囲気を出している。

 静かになった水面を見ると、ウグイやフナたちの活性が上がってきたようで、波紋やハネがある・・。これからがチャンス、アタリそうな雰囲気♪ このまま5時に納竿してしまうのはもったいないので、時間を延長し、午後7時まで粘ってみることにした。
 
 僕のセンサー、伊藤君の竿鈴が鳴ることを期待しながら、ちょっと近くを散歩したり、携帯でいろんな掲示板を覗いたり、小さなナメクジと遊んだりと好き好きに夕刻ののどかな時間を過ごした。

夕刻や早朝の雰囲気がよく、お気に入りのフィールド 伊藤君、ナメクジと戯れる

 午後6時半、ボウズを覚悟できている二人は、暗くなる前に荷物をまとめ、土手の上に揚げることにした。釣り座には竿とタモだけ。残り時間はもうわずか・・・・・そのとき

 「来てる、来てる!来てる!!」

 センサーよりも伊藤君が先に僕の2番竿に出た前アタリに気づき、知らせてくれた。急いで土手を降り、食い込むのを待つ。
そして・・・ ヒット!♪


 竿を持ち、ドラグを絞めた。待望のアタリだ。魚は一気に左に走りはじめた。ラインは岸擦れ擦れ。このまま僕も移動して魚を追いたいところだが、真横にある木が邪魔だ。竿を横に倒し、対抗するもさすがに体勢が辛くなり、しかたなくラインを少し緩めて、竿を高く掲げるようにして隣の木を交わす。

 ふたたびラインのテンションを張って魚に対抗。魚はまだ岸擦れ擦れに泳ぎ続け、近場を攻めていた伊藤君のラインをくぐってゆく。この先にはシダレヤナギのオーバーハングがあり、確かその下には根掛りポイントがあったはず。魚はあきらかにその方向へ進んでいる。これ以上好き勝手にやられるわけにはいかないので、こちらからも引っ張る。すると魚は猛反撃、一気にラインを引きだした。

ジ・ジ・ジ・・ジジジジジジジジ!


二人で:「おぉ〜〜〜♪」

なかなか面白いファイトに喜ぶ二人
ドラグを猛一段階絞め、竿を立てた。そのとき、何故か急にラインのテンションが落ち。魚の気配が消える。

二人で:「うそーーーーー!」


興奮状態だった釣り場がいっきに白けた・・・なんで?

いまのはスッポ抜け?それとも口切れ? いや、どちらにしても

いまのバラシは痛いだろう。

痛恨にもほどがあるだろう。

何やってんだよ〜俺。自分に対して腹が立つ。

 このバラシでヒートアップした二人は更に時間を1時間延長。しかしその後、再度アタリが出ることなく今回の釣行は気持ち悪く終了することとなった。

 最近、終了直前にアタリ!やった〜♪ っていう展開が多く、それがまた好ましいのだが、それをバラしてしまうといつもいつも以上に落ち込んでしまう。あぁ、脱力。