鯉釣り日記2007 微妙にたりない
 釣行日 5月6日午後9時〜午後6時まで  場 所  創成川
 時 間


 ゴールデンウィーク最終日、同時にインターネット選手権も最終日・・・まだ申請サイズの60センチすら釣っていない僕・・・・。
なんとか釣らなければ、去年の秋大会同様に申請無しで終わってしまう。

 というわけで、今日も釣行することにした。前回はホームグラウンドにて、tadasiくんは爆釣、僕も伊藤君も2匹ずつの釣果をもらい、釣りとしては十分に満足いく結果となった。しかしそのときは、北五番橋まで遡上する大型の鯉は少なかったようで、それよりも下流にて大型が上がったみたいだ。だが、僕達が釣ったメスの鯉のほとんどは抱卵していたので、ハタキもそろそろ始まることだろう。となれば水草の多い北五番橋、そのさらに上流に鯉が溜まるのではないかと、今回も同じ場所に竿をセットした。

 釣り場に到着したのは午前9時半ごろ。ちょうど同じ頃に higashiさん (でよろしいでしょうか??) が上流側で竿を出す準備をはじめており、僕は前回と同じく下流側に荷物を降ろす。橋の上流と下流で同時スタートとなった。

 今回も仕掛けやエサなどにはとくに変更はなく、いつもどおりの北五仕様。しかし、寄せエサと撒くコーンには味付けをした。 前日、冷凍コーンを解凍し、炒りヌカとカレーパウダーをまぶし絡めておいた。ただ、カレーパウダーを少し入れすぎたようで、ものすごくスパイス臭い(笑)

オモリ部
サキ糸:PE8号2本(ビニルチューブ保護)
ひし形オモリ30号

仕掛け
2本針仕掛け
巨鯉ハリス8号
チヌ10号

食わせエサ
食わせコーン


 川の水は前回よりも減り、濁りも解消されていた。偏光グラスで覗いてまず目立ったのはヘラブナのハタキ。30センチ、40センチクラスのヘラブナが追いかけっこする様子がよくみられ、水草の群生帯ではバチャバチャとしきりなく産卵を行っている。

 鯉のほうは産卵準備に入っていると思われる60センチほどの鯉が、忙しくポイント周辺を泳いでいるのをたびたび見られることがあった。だがまだ北五番橋周辺でハタキを行っている様子はない。活性が高いのは良いが、エサを食もうとする鯉の姿はなく、泡付けも見られない。すこし不安になりながらも、とりあえず仕掛けをキャスティング。見る限り、今日の鯉は手前の岸際に寄っているように思えるので、あまり奥には投げ込まず、真ん中あたりか、それよりも手前に打ち込むことにした。


 
特になんの変化もないまま、時間は刻々と過ぎ、あっというまに昼になってしまった。午前11時ごろより村上さんが参戦し、僕よりも下流側で竿を出した。村上さんのタックルセットを終えたあと、少しの間釣り場を離れ、村上さんの車でコンビニへ行き、昼食を購入。コンビニへ買い物に行くとその最中にアタることがよくあるが、今日はセンサーが反応することはなかった。

 いつのまにか風が強くなり、川面がざわついている。水中の様子は見えにくくなってしまったが、鯉はいるようだ。

 昼食後のエサ換え中。1番竿の仕掛けをポイントに収め、2番竿のエサ換えにとりかかろうとしたとき、その2番竿に鯉らしき前アタリがあった。しばらく穂先がゆれ、センサーのスイッチが入ったが、その直後に竿の動きはとまってしまう。竿をもって少しリールを巻いたが、魚はついていないようだ。空アタリだったか・・。そしてその10分後に、村上さんの竿にも空アタリがあった。なぜ掛かってくれないのだろう・・・・。


 結局その空アタリがあってから、竿に変化はなく。暇な時間を過ごすことに・・・。
 とくにやることもないので、シートを敷いて少し横になることにする。村上さんも竿バッグをマット代わりにして眠っている。僕も少し仮眠をとろう・・・・・zzz


 目が覚めたときには風の勢いは増し、いままで暖かかった気温もすこし肌寒くなった。僕の竿もhigashiさん、村上さんの竿も変化はないみたいだ。そのまま横になった体勢のまま、携帯で友達のサイトを見ながらボーっとしていると、突然、ギリギリというクリック音が聞こえた。村上さんの竿にアタリ!村上さんもその音で飛び起き、ファイト開始!一気にテンションが上昇。上がって来たのはここ最近のこのポイントのアベレージサイズ。60センチほどの鯉。ウロコがそろい、綺麗な魚体をしている。

 村上さんファイトシーン  60センチほどの綺麗な鯉。釣果に一安心

 クリック音を聞いたことで一気に目が覚めた。だがこの後また沈黙した時間が続く。

 今日の鯉は産卵の準備に忙しく動き回り、あまり食欲はないようだ。村上さんはこのあと竿を畳んで撤収。higashiさんも車に荷物をのせて納竿してしまった。大会最終日ということで諦めのつかない僕は、もう2時間ほど頑張ってみることにし、最後のエサ換えを行う。

 風が少し止んだときに、偏光グラスで川を覗いた。すぐ足元に鯉が2〜3匹うろうろしている。鯉たちはこの場所からあまり離れようとしない。ここにカレー味の寄せエサ用のコーンを5粒ほど撒いてみる。それを食べるところは確認できなかったが、ゆっくりとフォーリングするコーンに鯉たちは興味を示し、寄ってきたようだ。よし、ここに仕掛けを入れよう。鯉たちを驚かさないよう、ゆっくりと1番竿の仕掛けを、岸から1メートルと離れていないところに落とした。

 午後5時、higashiさんが納竿したあとの上流側に見覚えのある姿が・・・「伊藤君じゃん!」

 伊藤君も僕の姿に気づき手を振る。「安田くんも来てたんだ!」

 伊藤君に会ったら、まず聞いておかなくちゃいけないことがある。

 前回持ち帰った鯉のお味


「この前の鯉、どうやって食べたの?」

「生姜煮にしたよ」

「どうだった??」

「うん、創成川の味だった」


 そりゃそうだよーーー!!!


まず釣ってからの時間、釣り場から家までの距離的に鯉を生かして持ち帰るのは無理。当然、綺麗な水で泥吐きをさせることもできない。

 創成川の味⇒モロに底にたまったドロドロの味。鯉のみならず、創成川の魚はみんな創成川の味であろう。この挑戦はさすがに無謀すぎたようだ。

 伊藤君はこの時間から釣りをはじめて、夜を狙うらしい。昨日、夜7時〜8時の暗くなった時間帯に2匹釣果を上げたようだ。そのときは仕掛けのトラブルやスッポ抜けによって2匹の釣果にとどまったが、アタリは連続して7回あったという。それで今日もこの時間を狙ったようだ。

 僕のタイムリミットは残り1時間・・伊藤君と釣り場、川のゴミ拾いをしながらアタリを待つ・・。水草の生えている場所にはかなりのゴミが浮いている。タモひとすくいでゴミ袋が半杯になった。彼は僕よりも積極的にこのような活動をする。釣り場だけではなく普段からこのような清掃活動をしている。

   タモひとすくいで、大きなゴミ袋がこの写真のようになる。
 

 伊藤君、君が食べた鯉はこんな・・・・・・まぁ、彼もここの鯉の味には悪い意味で納得したようだ。

 そんなこんなで伊藤君と談笑しながら時間を過ごした。時計をみるともう6時・・納竿の時間だ。今回はダメだったか・・・。完全に諦めていたそのとき、センサーが反応!急いで釣り場に戻る。

 やはり岸際に落とした1番竿にヒットしている。これをバラしたら悔やむことになる。慎重に慎重に・・・。そして無事にネットイン!やはり前回から引き続き、一番このポイントでよく見られる大きさの鯉だ。インターネット選手権の申請サイズは60センチから。ブービー賞を狙って検寸してみる・・・・・・

・・・・・・・・しかし

  うわ!微妙に足りない  

 59センチ・・・・あと1センチ・・・あと1センチ・・・・・まぁいいか!!

 今回も選手権は申請なしになるが、まず終了間際に釣れてくれたことをまず喜ぼう。これで満足できる。鯉をリリースしてそのまま竿をたたみ、今回の釣行はこれにて終了。夜の部は伊藤君に任せた!(笑)

 来週には鯉のハタキも行われているだろう。このノッコミシーズンを狙って、また釣行しよう