鯉釣り日記2007 07初釣行
 釣行日 4月1日午後10時〜午後4時まで  場 所  創成川
 時 間


 去年11月の06年最終釣行から約5ヶ月・・。07年度の初釣行はなるべく早い時期に行いたいと願えど、休日の不都合や天候によって長引き・・・結局今年度の竿の初振りは4月に入ってからになってしまった。

 だがいよいよシーズンイン。長い冬篭り、自分の腕を陶冶するわけでもなく、ためにためたフラストレーションをようやく発散することができる・・・


 午前10時、ホームグラウンドである北五番橋に到着。月寒川の様子もみてみたいと思ったが、とりあえず無難に入釣できる創成川で竿を出すことにした。さっそくいつもどおりのスペースにタックルをセット。今回もエサや仕掛けを数種類用意してきた。

 2ヶ月ほど前に、一度このフィールドの様子を見に来たことがあったが、そのときは魚の気配がなく、水位も底が露出しかねないほどに下がって竿を出すことを断念した。しかしインターネットなどで鯉の釣果が聞かれるようになった今、川の状況はかなり良い感じになっている。この時期の釣りの邪魔をするゴミ類がかなり流れているが、対処できる程度(たまにポリタンクなども流れてくるが・・)。水の動きは良好で、橋から覗くと小型ながらも鯉の姿を確認できた。まだ水温は低いが、期待はできそう。

今回使う仕掛け、エサは↓のとおり

仕掛け
中通しオモリ(遊動式)
サキ糸:石鯛用道糸16号
オモリ: ひし形30号(塗装)

1本針(ハリス25センチ)
ハリス:巨鯉ハリス8号
針:チヌ8号

エサ
ナチュラルフェイクベイト(ドバミミズ)
もしくはコーン、パン

 まずは以前から試してみたかった、ナチュラルフェイクベイトをためしてみる。これはドバミミズを模したバイオワーム。釣具屋でみつけて即買いしたのだが、色、形ともに本物そっくりで、ジャミにも強そう。このほかにも、サシや黒川虫を模したものもあったが、とりあえずミミズを選択した。

 これを半分に切って針に装着し、ポイントに打ち込んだ。今回は川の奥よりも真ん中のフラットな場所で鯉がエサを食む姿がよく見られたので、竿2本とも真ん中の同じラインに投入した。

 センサーをセットしたら早速、橋の上から川を観察。しかし仕掛けを投入してからしばらく、鯉の姿が見えなくなってしまった。いままで居た鯉はどこへいってしまったのだろうか・・。このまま、ほとんどポイントに鯉が入らないまま終了というパターンは勘弁してもらいたいが、こればかりはどうしようもない。竿出し完了後になっていまさら、もっと下流の水深のある場所を選べばよかったかと思ったがこれもどうしようもない。というか今回、数ある創成川の釣り場で場所をえらんだのは単に「コンビニが近いから」というだけの、釣りとはまったく関係のない理由。釣行前から川の様子も見ずに、「初釣行はコンビニが近く、村上さんも近くに住んでいるホームグラウンドで」と決めていた。いずれにしても、釣りとは全く関係のない理由での場所選び。いまさらどうなっても文句は言えなく、ただただ、今回の結果を運に任せることになった(毎回のことだ)


 
今回使用しているタモ網は75センチ枠。いままで使っていた80枠のタモ・・・・・、実はずっと親父の車に積みっぱなしだったのだが、去年の秋、親父が車検のために車の釣具を全て自宅アパートの共同車庫に出してから何故か行方不明・・。一緒に置いていた検寸板やルアーロッドと共に行方不明・・・。後、検寸板とルアーロッドはすぐに出てきたが、タモだけが出てこないまま・・・。タモ網は数年間重宝してきたものなのでかなりブルー・・。自分で買ったものではなく戴いたものなので申し訳ない・・。一体いずこへ・・?

 その代わり&新調としてサイズを落とした75枠を買ったのだが、これも軽量でなかなか使いやすい。もうすこし網が深くてもいいような気がするが、網の色は柄の部分とマッチして気に入っている。

 開始から1時間経過したとき、小型の鯉がポイントに入ってくるようになった。いずれもスクールは作らずに、単独で泳いでいる。しばらくその鯉たちの様子を見ていたが、エサに興味をしめしてくれる様子はない。

 様子見のため、1番竿だけエサを違うものに変えてみることにする。選んだのは、絶大なアピール効果のあるパン。これを、チヌ10号の2本針につけて投入し、鯉の反応をうかがってみる。思えば去年の初鯉はこのエサと仕掛けで釣った。今回も期待できるのではないかと思い1時間ほど様子をみるが・・・。通る鯉すべてがパンをスルー・・・。興味を示す鯉もいたが、かなり警戒している様子で近づこうとはしないようだ。

 たった1時間しか様子をみていないが、続いてコーンも試してみることにする。ナチュラルフェイクベイトと同じ仕掛けにコーンを1粒付け、周りに少しだけ同じコーンを寄せエサとして撒く・・・・。するとすぐにセンサーが入った!やはりヒットしているのはコーンをつけた1番竿。これが今日のアタリエサなのだろうか。

 魚は一度一気に走ったが、そのあとはネチネチとしつこく泳ぎ回るだけで派手な暴れ方はしない。あまりサイズを期待していなかったのだが、タモに入れると思いのほか太っていて、大きさも70センチをオーバー。検寸してみるとサイズは75センチだった。

  本年度ファーストヒット!創成川では納得のいくサイズ  

 今年の初鯉は不調だった去年の最大魚よりも大きく、幸先の良いスタート。うれしい1匹だ。

 この魚をリリースしたあと、2番竿もエサをコーンにして、この調子での2尾目ヒットを期待する。橋の上から見ても、今日の鯉はコーンへの反応がいいようだ。さすがに仕掛けについているコーンには警戒するようだが、寄せエサとして撒いたコーンは少しずつついばまれている。最初少ししか撒いていなかった寄せコーンの量を少し増やし、ポイント周辺数箇所にわけて柄杓で投入する。

 昼食後、ポイント周辺をうろついていると、当サイト掲示板に書き込みくださってる勇太さんが自転車で訪れ、下流で竿を出した。勇太さんは仕掛けを直接竿で投入せず、リールのドラグをフリーにした状態で仕掛けとエサを持ち、そのまま橋をわたって対岸近くのポイントに自ら投入しているようだ。僕も1番竿の仕掛け投入は、竿をもったまま橋に上がり、上から仕掛けを垂らしてポイントに置くようにしている。浅く、ポイントも目で確かめられるし、鯉の動きも確認できるこの川では、このような仕掛けの投入法ができ、同時にエサや仕掛けに対する魚の反応も直接見ることができるので、これも他の大きな河川とは違う、創成川の釣りの醍醐味だと思う。

 午後2時をまわったころ、一時は太陽もでていた釣り場がどんよりも曇り、細かい雨も降るようになった。気温もかなり下がってきたが、魚の活性は続いている模様。寄せコーンに興味をしめした鯉が、仕掛けのまわりをてうろつく様子が見える。最近になってこのコーン釣法も警戒されるようになったか・・。今年からコーンに代わる別のエサもいろいろ使ってみたいと思う。

 コンビニにコーヒーを買いにいこうとしたとき、センサーが入った。2匹目のヒットを期待したが、掛かったのは魚ではなくゴミのようだ。気づけば、水の流れの勢いがましている。1番竿、2番竿ともに仕掛けを回収し、道糸にこびり付いたゴミを取り除いてゆく。道糸にこびりつくゴミは植物質のものが多いが、その中には必ずといっていいほど人間の髪の毛が混じっている。都会の川だから仕方ないが、気持ちがよいものではない(苦笑)

 午後3時ごろ、村上さんが釣り場に登場し、しばし談笑。その最中、投入しなおした2番竿の道糸が微妙に動いた。こんどはゴミではなく、魚のようだが食い込む気配はない。おそらくフナかウグイだろう。鯉は相変わらずポイントにたまって寄せコーンをついばんでいるようだが、ヒットしようとはしないみたいだ。夕方になって一気に気温が低下し、村上さんも帰宅。

 昼間、けっこう暖かかったので油断していつもより薄着で来てしまった僕も、風邪をひいたりしてはいけないので、予定より早めの午後4時半ごろ、竿をたたみ撤収することになった。

 07年初釣行・・・出始めに70台を一匹ゲットできたのでかなり良いものになったと思う。今年はどんな釣りができるだろう
か・・・・