鯉釣り日記2006 そろそろ釣りたいんだけど
 釣行日 10月21日午後9時〜
22日午後6時まで
 場 所  茨戸川
 時 間


 ネット大会もこの週末で終了。22日(日曜日)には終止符を打たれてしまう。だが、この大詰めになって、まだ申請サイズどころか、鯉っ子一匹の釣果すらままならない僕・・・(笑)いい季節なのに、なんだか最近調子が悪いというか。前回、前々回と大会期間中なのに悪天候による中止で釣行を終えてしまっている。今回はさすがに・・・・大会期間最後の釣行である。そろそろ釣りたい。

 今回は釣り場にテントを張って泊り込む。土曜日の夜から一泊して、日曜日は全開のモチベーションで一匹釣って気持ちよくフィニッシュしたい。天気予報は1週間前から土日に雨マークはなかったのだが、釣行前日になって日曜日に雨マークが出された。秋の天気は変わりやすいから、天気予報はあまりアテにはならない。今回は雨が降ろうが風が吹こうが粘り続ける勢いで釣行に臨む

 。今回の釣り場は茨戸川の公園前ポイント。ここは夏に好釣果をもらったことがあるが、この時期に入ったことはなかった。川幅は狭いが、水の動きは頻繁で、一部どん深になっていたりと、なかなか面白い場所だ。

午後9時、テントとタックルをセットし終え、準備は完了。仕掛け、エサは以下のとおり

オモリ部
固定式(捨てオモリ)スパイク30号

仕掛け1本針袋仕掛け
巨鯉ハリス8号
チヌ針10号

ダンゴ
龍王+バーディをベースに麦茶など匂いのあるものを追加。最初の一投目は麦茶でスタート

食わせ
乾燥マンゴー

 潮の影響で水は強めに流れ、道糸にゴミがからむ。そのゴミが抵抗となり、道糸ごと仕掛けも少しずつ動いてしまうので、スパイクオモリを使用する。この場所は自転車やへら釣り用テントなどの大型ゴミが落ちているので、オモリの結束部はゴムで縛り、捨てオモリ式にする。

 僕の左右には先客さん二人が竿をだし、お二人とも明日まで泊り込むようだ。今夜中にこの3人の竿にアタリが来ることはあるのだろうか。この時期になると、夜はさすがに寒いのでテントの中で熱い甘酒を飲み、体が暖まってきたところで眠りについた。

 翌朝5時ごろ目が覚め、テントから出ると外には秋らしい冷気が立ち込めている。これから日が昇れば、気温ともに冷やされた水温も少し上昇するだろう。夜は寒くて寝袋から出られなかったので、6時間以上エサ換えをしていない。仕掛けを回収すると、食わせがしっかり残っている。乾燥マンゴーは水に入れるとふやけてしまうので、ジャミがたくさんいれば3時間ほどしか持たないのだが、やはり夜は水温の低下のせいかウグイたちの活性も悪いようだ。エサの配合を少し変えてみることにする。エサバッグから動物性のエサを取り出し、麦茶の代わりに配合したのは、さなぎ粉と三色コイミー。この組み合わせでちょっと様子をみてみる。

 風はなく空も晴れているが、まだこの時間は寒いので朝食はテントの中でとる事にし、インスタントコーヒーとコーンフレークで空腹を満たす。次のエサ換えの時間は3時間後。それまで寝袋に包まりながらゆっくりと本でも読むことにする・・・。


 
エサ換え時間の少し前、センサーの音であわててテントから飛び出すも、流れによってゴミの塊が道糸に引っ掛かっただけ。一瞬上がったテンションが一気に急降下する・・。ゴミを外したあと、さきほどと同じ配合のダンゴをポイントに打ち込む。大型のウグイがいるこの場所でも、この3時間でジャミが食わせを触った形跡は見られない。到着してからこれまで鯉のモジリなどもまだ見ていない。車があれば他の釣り場の様子も見に行くのだが、それはできないので、おとなしくチャンスを待つしかない。

 午前9時ごろ、お隣さんと談笑していると、風とともに怪しい黒い雲が現れた。水温の上昇を期待していた太陽をあっという間にかくし、30分後には雨がポツポツと降り出した。この大会の期間中はどうも天候に恵まれない。大分気温が上がってきていたので、外でイスに座りながらアタリを待とうと思ったのだが、雨はどんどんと強くなるのでテントに戻ることにする。隣のお二人は雨が降り出してから早々と撤収の準備をして帰ってしまった。

 暴風雨や雷はないものの、雨はいっこうに収まる気配はなく、気温と水温を降下させてゆく。いい状況とはとてもいえない。鯉はおろか、ウグイやフナの気配すら薄い。モチベーションは半ば諦めモードに入ったが、大会最終日ということもあって何があっても粘り続ける覚悟はできている。なんとか子鯉のアタリだけでも取りたいものだ・・。

 状況は変わらないまま、時刻だけが過ぎてゆく。午後4時ごろ、親父から、「何時ごろ切り上げるんだ?」と電話があった。コンディションが望めれば辺りが真っ暗になるまでやりたいのだが、雨が降り、気温も低く、身体的にキツイものがある。納竿時間は午後5時と決め、最後のチャンスをなんとか拾い上げてやろうと粘るが、結局ノーフィッシュで今回の釣行を終えることになった。

インターネット大会に毎年出場するようになってから、これまで春季秋季ともになんとか釣果を上げていたが、今回は無申請という悔しい結果におわってしまった。今年は数でも大きさでも、自分の納得のいう釣果をもらっていないので雪が降っても竿を出し続けることにする。最近、なかなか充実した釣行記を書けていないので、作成している側の僕もあまり満足がいっていない(笑)今度こそ・・・小鯉でもいいからアタリをもらいたいものだ。