鯉釣り日記2006 嵐が接近中
 釣行日 10月6日午後9時〜
10月7日午後10時
 場 所  茨戸川
 時 間


 今年もいよいよ大詰め、10月に入りました。秋の好シーズン、全国の鯉師がヒートアップするインターネット選手権の秋季大会が始まり、皆さん気合が入っています。


 というわけで、最近というか、今年はいつにもまして不調な僕も気合を入れなおし、一発釣ってやろうと、ちばさんとの連泊釣行を計画した。予定では、金曜日(6日)の夜から祝日の月曜日(9日)までの3連泊で思う存分釣りを楽しみつつ、ちょっと大型を期待するといった感じ。このような連続釣行は初めてなので、1週間前からかなりの気合とテンションで釣行当日を待った。

 そして釣行初日となる金曜日。この日は平日なので、もちろん僕とちばさんは学校&仕事。制服姿で朝食をとっていると、ちばさんからのメールが入り、しばらくやりとりをする。二人とも気合は十分。メールを終えたあと、天気はどんなものかと携帯で天気予報を見てみると・・・・嵐が近づいている!?・・・・なんで?・・・・・前々から天気予報をチェックしていたが、二日目の土曜日が雨マークでそのほかは晴れ&曇りだったはずだが、今見てみると、金曜日以外全部雨!

 釣行直前にしてテンションガタ落ちである。学校でも先生に注意されつつ、携帯のウェブで様々な天気予報サイトを周りながら何度も確認。しかしどこも高確率の降水量と強風マーク。電話の予報を聞いても、

「石狩地方の7日は北西の風がやや強く、でしょう・・・8日は・・・・でしょう・・・・・9日は・・・・でしょう」

雨雨うるせぇんだよ〜〜〜

 この感じでは、予定していた3連泊は不可能だろう。とくに8日日曜日は暴風雨となるようだ。だが、できるところまでやってやろうと、ずぶ濡れを覚悟で釣行に挑むことにした。

 夜8時、ちばさんの車が僕の家に到着。荷物を後ろに積んでもらい、不安を胸に候補ポイントである茨戸川 ネット裏に到着。

 早速タックル、テントを設営し、午後9時に釣行スタート。今回は僕もちばさんも一発大当たりを狙って、動物性の食わせエサを用意した。

 僕のエサはスーパーで購入したアマエビ。ちばさんはサケの切り身を使用する。
このポイントでは遠投することもあるので、絡み防止のため僕はパイプで2本のハリスに間隔を開け、ちばさんは1本針で使用する。

仕掛け

2本針仕掛け。(絡み止めパイプをはさむ)
ハリス:巨鯉ハリス8号
針:チヌ11号

エサ

あまえび

 1番竿は30メートルほど、2番竿は50メートルほど遠投した。

 空はやはり雲がかかってどんよりとしている。だが、いまのところ雨と風はない。この日は大潮で、水面にはウグイと思われる波紋があり、鯉のハネもときどき見られ、活性はいいようだ。ダンゴを使えば、ちいさい鯉がアタリだしそうだが、今回はふたりとも一発大当たりという賭けに出ているので、いまのところ動物性くわせオンリーでいくことに。

 当初の予定では二人とも夜は動物性食わせ、昼はダンゴというように、昼間はとにかく大会の申請をするために小型〜中型を狙い、夜は一発大物狙いという作戦だったのだが、これからの天気上どうだろう。何度天気予報を見ても、一向に良い方向に向かう気配はない。最悪、この一晩で釣行をやめざるを得なくなってしまう。

 何度かエサのチェックをすると、僕のアマエビはやはりウグイに弱いのか、針にほんの少ししか付いていない状態だった。ちばさんのサケの切り身は余裕で針に持っている。僕は剥き身にしていたエビを殻付きで針につけることにしてみる。

 気温は寒いが、風はなく、気持ちのよい夜だ。夜霧が茨戸大橋と、背後に聳え立つバックネットのゴルフ練習場のナイター照明の明かりを濁らせ、幻想的な雰囲気をだしている。この釣り場の雰囲気も、このネット裏というフィールドの良いところだと思う。だが、これは嵐の前の静けさ。朝起きたときにはどのような状態になっているのか・・・。外の荷物にはいつ雨が降ってもいいように、カバーをかけておく。

 この夜は、ゴルフ練習場のナイター照明が落とされる午前1時ごろまで、ちばさんとの談笑で過ごし、就寝することにした。

 午前4時ごろ、目が覚めるとやはりテントの外壁を雨が叩いている。風はあまりないが、このまま嵐になってしまうのだろうか。もう少し明るくなってから様子をみようと、テントで二度寝をし、午前7時に目を覚ますと、さっきよりも雨の強さが増している。だが、外に出られないほどの雨ではない。だがひどい雨になれば撤退せざるを得なくなる。

 川のほうは雨が降りだしたことが刺激になり、魚の活性はかなり上がっているようだ。このまま雨の強さが増さなければ、逆に良好なコンディションとしてアタリを期待できる。ちばさんと話し合い、もう少し雨足の様子を見てみることにした。


 しかし2時間後、天気予報から暴風波浪注意報が出された。雨も強くなり、このまま暴風なんかふかれたら、僕のテントではかなり厳しいものがある。午前10時、仕方なしに撤収を決め。予定よりも3日短い時間で釣行を終えることになった。

 その後、やはり雨と風は強くなり、とてもテントを張っていられるような状態ではなくなった。撤収したのは正解だっただろう。
僕はまだ釣り場にいるはずだった日曜日(8日)と月曜日(9日)を家でこの釣行レポートを書きながらすごし、ちばさんは都合により、大会期間中の釣行はこの連休に絞られるので、暴風の中、創成川に再釣行に出て、見事申請サイズをゲットしたのだった。

 大会期間は22日まで。とにかく、僕は申請無しで終わらないように奮闘するのみである。次週は晴れてほしい・・・・