鯉釣り日記2006 ショートビップタイム
 釣行日 9月17日
午前9時〜午後6時
 場 所  月寒川
 時 間


 前回釣行してから2週間釣行できなかったので、3週間目の17日(日)、2週間分のフラストレーションを発散しに釣り場に向かう。

 釣行当日。すっきりと目覚めることができ気持ちよいスタートが切れそうだ・・・?と思ったら口の中が痛い。どうやら右側一番奥の奥歯の更に奥にある歯肉がパックリと切れている。親知らずでも生えてくるのか?同時に右側の目、下あご、こめかみ、腕も調子がわるい。連休が終わったら病院にいこう。というわけで、体の右側半分が不調という、よくわからないコンディションで午前8時前に親父の車で家を出た。

 午前8時15分ごろ、前回と同じポイント月寒川-望月寒川合流に到着。今回は合流点に地元の釣り人がすでに竿を出している。だが、釣果はまだのようだ。

 入釣するポイントは前回と同じく合流よりも上流の月寒川と決めているのだが、今日はそのポイント付近に魚が見えない。橋の上から川をのぞいても魚影はない。この日の月寒川は水が少なく、流れも止まっている。状況的には良くない・・。今の状況で望みがあるとすれば合流付近とその下流だろうが、合流は先客がすでにいるし、下流は岸辺水中共に草がひどくてとても入る気分にはなれない。とりあえず、釣り場に荷物だけは置いておき、しばらく様子を見てみることにする。

 午前9時、いぜん状況に変化はない。ほんとうは茨戸川か新川に釣り場移動をしたかったのだが、親父の都合によりそれはできない。今日一日このまま川にいるわけにもいかないので、とりあえずタックルは出しておくことにする。

 エサ、仕掛けは前回と同じくヘアリグに発泡剤とコーンを通したホップアップコーン。前回は食わせコーンを忘れてしまったため、仕方なしに寄せエサ用の冷凍コーンをヘアリグに付けたが、今回はしっかりと用意してきた焼酎漬けの食わせコーンを2粒付けた。発泡剤も小分け袋に多数持ってきた。仕掛けは一番竿を真ん中の一番深いところ(といっても水深1メートルほど)、2番竿は手前50センチ〜1メートルくらいのところに落とし込んだ。寄せエサの冷凍コーンも撒き、タックルは準備完了。

 あとは魚が来るようになるのを待つばかりである。それまで釣り場周辺をうろうろして遊んでいよう・・。

 合流している2つの川では、僕が釣りをしている月寒川よりも望月寒川のほうが水が多く、流れも強い。鯉も水の変化が富んでいる望月寒川に移動しているのではないかと思われるので、合流点から望月寒川を少し上りながら様子を見てみる。

 しかし、こちらにも鯉の姿は多くない。今現在流れが止まっている月寒川よりも魚影は濃いものの、前回や前々回のようにスクールは見られない。どこへいってしまったのだろう。この川の鯉の回遊ルートはそう広くないはず。待っていればチャンスは訪れるだろうが、ポイント周辺に鯉が居ないのは寂しいものだ。時刻は正午少し前。相変わらず状況に変化はない。

  このコンディションではタックルもトンボの止まり木にすぎない  

 正午すぎ、ようやく釣り場の空気が変わった。イスに座って音楽を聴いていると、合流で釣りをしている地元のおじさんがファイトを開始した様子がみえた。僕もおじさんの元に駆けつけ、ネットアシスタントをする。上がったのは73〜4センチというところだろうか。重量級のカッコイイ魚体。これを見て、僕もやる気が出た。今日は必ず釣って帰ってやる!

 釣り場に戻り、変更グラスで川を覗けば、水に少し流れが出ているではないか。朝よりも水量も格段に上がっている。また個数ではあるが、回遊する鯉の姿も見える。先ほどのおじさんがネットアシスタントのお礼として持ってきてくれたコーヒーを飲みながら、そのときを待つ。

 そして午後2時。センサーの音とともに2番竿の竿先が川面に飲み込まれようとする。ヒット!しばらくファイトを楽しみながら、目寸60センチ+1〜2センチをランディングした。この鯉は全長と体の太さと比較して顔が小さく、右頬(エラぶたのあたり)が膨らんでいた。だが綺麗な色をした魚だ。ボウズを免れることができ、一安心。

  悪状況の改善により60台をヒットさせることができた。  

 次のアタリを待つため、すばやくエサの交換と寄せエサの撒きなおしをする。合流のおじさんにもアタリがあった様子だったが、どうやらスッポ抜けた模様。おじさんはその後すぐに納竿し、帰ってしまった。

 それから30後、またしても2番竿に前アタリがあったが、残念ながらヒットすることはないまま終わった。その直後に1番竿の穂先も動いたが、今回は水中でサスペンドする仕掛けを使っているためか、ウグイがすれていた。

 朝よりも水が数十センチ増えたので、このまま活性が続くかと思われたが、ウグイのスレがあってから鯉の回遊がまたしても見られなくなってしまう。たった1時間ほどのビップタイムだった・・・・。このコンディションは仕方ない。自分の車をもっていれば、速攻で場所変えするところだ。納竿までにまた魚の活性が戻ることを祈りながら、僕はしばし仮眠を取ることに・・・・zzz

 午後5時ごろ、以前掲示板に書き込みをいただいたNo.7さんが釣り場に訪れ、さきほどまでおじさんが釣りをしていた合流で2本の竿を出し、2人で楽しく釣り談義をしながら計4本になったそれぞれの竿のアタリを待つ。僕のポイントは、いまだに魚の気配はないままなので、水通しのいい合流のNo.7さんの2本の竿に期待した。

 午後6時、しだいに辺りは暗くなり、僕の親父も迎えにきたので竿とタモを残して周りの荷物をまとめながらアタリを待ち続けたが、結局2度目のアタリはないまま納竿。まだ竿を出し続けているNo.7さんと挨拶を交わし、今回の釣りを終了した。

 今回はほんとうに状況は良くなかったが、少ないチャンスの中1匹の釣果があったことで満足できた。次回はどこに釣行できるだろうか・・?