今回は、ちばさんとの合同釣行。ちばさんの地元の月寒川、望月寒川の合流点付近で竿を出すことになった。僕にとっては初めてのフィールドである。今日はどんな釣りができるだろうか・・。
午前9時ごろ、ちばさんの車に乗せていただき、釣り場へと向かう。
今回のフィールドは2つの川の合流点だが、月寒川、望月寒川ともに、あまり僕の釣りに接点がなかったためにほんの一部しか見たことがない。どちらも大きな川ではないのだが、どのような川なのかもよくわからなかったので、僕にとってはほとんど未知の世界。釣り場への到着が楽しみだった。
午前9時15分ごろ到着。車から降り、月寒川に架かる橋の上から川の様子をみる。やはりかなり小さい川だ。そのすぐ近くで合流する望月寒川も同じく小さくて、細い。上からみた感じでは、魚の姿はほとんどない。しかし千葉さん曰く、かなりの数の鯉が大きなスクールを組んで回遊することがよくあるそうだ。この一帯の鯉の回遊ルートはそう長くはない。巨大スクールではなくても、待っていれば幾匹かのスクールが通るはずだ。早速荷物を降ろす。
どちらの川も川幅は5〜10メートルほど。月寒川に望月寒川が横から入り込んでいる。合流した下流でもほとんど川幅は広がらない。せまいフィールドだが、それだけに攻めやすそうだ。合流点は、やはり水通しがよく葦や水草が生え、大きめの石も転がっている。いかにも魚が好みそうだ。全体的にせまいフィールドであるが、合流点だけはやはり広くなっている。仕掛けの投入ポイントや寄せエサを打つポイントなど、攻撃パターンが幾通りか描くことができる。
ちばさんは、合流点の月寒川側から2本の竿を出した。まだスペースが開いているので僕もそのすぐ隣に竿を出そうかと思ったが、このような場所だけあって、二人で同じ場所を攻めても面白みが少々欠ける。僕は合流点上流か下流のどちらかに竿を出すことに決めた。
しばらく川を見回って良さ気なポイントを探す。結果、上流と下流にひとつずつ気になるポイントを見つけた。どちらに入るかはこの日の魚の行動パターンで決めたいのだが、いまだに鯉が現れない。どうしようもないので、とりあえず上流に竿を出すことにする。この一帯の土手は草がしげっているので、足で草を踏みながら、2本の竿が出せるだけのスペースを作る。下流からの上りの鯉が多いとき、上流のこのポイントは有効だ。だが、上流からの下り鯉および望月寒川から入ってきてそのまま下流に向かう鯉が多い場合は、ここよりも圧倒的に合流点の下流が有効になる。いつでもポイント移動できるように、下流のポイントにもスペースを作っておく。
さて、竿を出そう。川幅10メートルの狭い川だが、いつもどおりの鯉竿タックルを持ち込んだ。このような狭いフィールドでは一般的に短竿が使いやすいのだが、竿出しスペース以外、背の高い草に覆われているような場所では、魚が勢いよく走りだして遠くに行ってしまってもそれを追うことができない。そのような場合は長竿のほうが魚に横走りされたときに制御しやすいと思ったからだ。だが、この小さくせまいフィールドの鯉が、そこまで苦戦するような走りをするだろうか・・・・・?疑問に思ったが、一応念のためということで・・・。
今回の仕掛けは普段ホームグラウンドで使っているものと同じものを使用した。
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