鯉釣り日記2006 ココアダンゴ
 釣行日 6月25日
午前10時〜午後6時半
 場 所  茨戸川
 時 間


 今回も前回に引き続き茨戸公園前へ!前回は3匹の釣果をなんとかもらえることができたが、今回は・・?

 午前10時ごろ、公園前のいつものスペースに荷物を降ろす。前回はこの場所で蚊にボコボコにやられてしまったので、この日、一番最初にセットしたのは虫除けグッズだった(笑)だが、今日はあまり蚊は飛んでいない様子。前回は釣り場につくやいなや、ぷぅーーんと羽音が聞こえてきたのだが。

 早速タックルをセットし終えて、エサの準備に取り掛かる。前回使ったカレーパウダー&ガーリックパウダーも持ってきたのだが、今回はココアパウダーを使ってみる(笑)

袋仕掛け(1本針)

オモリ:ひし形25号(固定式)
袋〜ハリス:巨鯉ハリス8号
針:チヌ10号

ダンゴ(ココアダンゴ)

龍王+ハトのエサ+炒りヌカ+ココアパウダー
食わせ:乾燥マンゴー

 
ココアダンゴは前回のスパイシーダンゴよりもアピール力は落ちるだろうが、ほどよい匂いが出た。早速投入。1番竿は真ん中、2番竿は対岸近くへと投げ込む。スパイシーダンゴは投入直後にウグイのアタリが出たが、今回はそれはないようだ。

 今日は水があまり動いていないようで、水面に浮く木の葉も同じ場所を漂う。だが魚の気配がないわけではなく、跳ねやモジリは見ることができた。


 さぁ、今日はどんな釣りになるか。
 開始から1時間が経過し、1度目のエサ換えをする。このエサ換えの直後に2番竿の投入点にて泡付けが見られたのでヒットを期待したのだが、センサーは入らず、また1時間が経過しまた2度目のエサ換え。あっという間に昼になってしまった。

 昼食をむさぼりながら雑誌を読む。いつもどおりのアタリ待ちスタイルだが、今回はセンサーのメロディが聞きたいので、前アタリなどがあっても見ないように、なるべく竿先から目線をそらし、釣り雑誌の活字をひたすら黙読する(笑)

 午前中からそうなのだが、今日はやけに鼻がムズムズして鼻水とくしゃみが出る。最初は風邪かと思ったのだが、目まで腫れぼったくなってきた。違和感に雑誌を読む集中力がなくなり、釣り場から離れる。どうやら、何かのアレルギーのようだ・・。この釣り場に来て、こんなのは初めてだが、おそらく

   こいつらが原因だろう  

 写真に見える、どこにでも生えているこの草は、カモガヤというイネ科の植物で、もとは牧草として外国から移入されたものらしい。この植物の花が、花粉を撒き散らし、花粉症を引き起こすのだ。

 僕はこれまで花粉症というものに苦しめられたことはほとんどなかったが、今日は風よって、「嫌がらせ!?」と問いたくなるほどカモガヤの黄色い花粉が僕のほうに向けて飛んでくる。しかも3メートルと離れていない至近距離からの攻撃である。気づけば服にも花粉がくっつきほうだい。しかたなので、土手の上からアタリを待つことに・・・。

 カモガヤの集団リンチから逃れ、だいぶ症状が落ち着き、風もなくなったので花粉が大量に飛んでくる心配もなくなり、釣り場に戻ろうとしたときセンサーが鳴った!あたっているのは2番竿。

 竿を持つと魚は暴れまわった。重さからして70センチクラスだろうか。しばらくやり取りしていたのだが、魚はなかなか寄ってきてくれない。勢いよく走ることはないのだが、ゆっくりとしたペースで糸を少しずつ出しながらどんどんと横(下流側)へ移動してゆく。この釣り場の難点は、ファイトできるスペースが狭いということだ。この釣行記の上から2番目の写真はこの釣り場の写真だが、竿とタモをおいてあるスペースの両端は木が生えていている。とくに下流側に生えている木は大きく、竿を持った状態でその木を越えて下流に移動することはできない。そのため、横(とくに下流側)に走る魚を追いかけることが難しいのである。

 その場で体勢を低くし、竿を寝かせたまま横に引っ張り、魚に対抗する。木の枝と葉が邪魔で見えないが、魚はこちらがわの岸すれすれの場所をひたすら下流に走っているようだ。なかなか観念せずに、しまいには動かなくなってしまった・・。どうやら、50メートルほど下流にある、オーバーハングした木の枝の下に潜り込み、ラインが枝と葉に絡んでしまったようだ。ファイトし難い場所とはいえ、こんなに苦戦させられたのは初めてだ。一度竿をピトンに戻し、ラインの絡んでいる木へと走った。手のとどく場所でラインが絡まっているのなら自分の手で解くつもりだったが、木は大きく水面をオーバーハングして、とても手が届かない。しかも綾取りのごとく、いつくもの枝と葉に絡んでいる。

 もうこうなっては仕方がない。釣り場にもどって竿をもち、縦横に振ってみる。その瞬間、ふっと竿が軽くなる。ラインが切れたようだ。一応ラインが切れた場合、オモリはすぐに外れるが、魚にはかわいそうなことをしてしまった。


 2番竿に新しい仕掛けを取り付け、同じ場所に打ちこむ。ファイト時間が長かっただけに、今回のバラシは結構落ち込んだ・・。

 水を見ると、すこし流れが出てきてる。時刻はもうすでに午後4時。先週はこの時間帯からアタリだしたっけ・・。夕まずめのチャンスを狙う。といってもやることがないので、携帯電話で遊んだり、カメラで遊んだりと自由な時間をすごす。

携帯を泳ぐ巨鯉 ベニシジミ

 結局このあとアタリはなく、午後6時半に納竿となった。水が動き出してから魚の活性も上がったように思えたのだが・・。
次の釣行の予定はハッキリしてないが、できれば遠征したいと思っています。