鯉釣り日記2006 スパイシーダンゴ
 釣行日 6月18日
午前9時〜午後6時
 場 所  茨戸川
 時 間


 春先は断然創成川。そして晩春からは創成川の北五番橋をホームグラウンドにしながら茨戸、新川など別のフィールドへと旅立つ。札幌の鯉師の方なら、これと似たような釣行スケジュールの人が多いだろう。

 やっと冬があけてシーズンイン!と思っていたら、もう6月も半ば。最近時間が経つのがものすごく早く感じる。そろそろ茨戸に旅立ってもいいだろうと思い、一昨年よく通っていた 茨戸川の茨戸公園前へと釣行することにした。

 午前9時、釣り場に到着し、荷物を開ける。この場所は狭いが、水通しがよくコンスタントに釣果の出てくれるフィールドだ。去年はこの場所での釣果はなく、釣行も2度しかしなかったが、一昨年はなによりもこの釣り場の雰囲気が好きで、泊まり込みながら釣りをした。

 さて、竿2本とタモの柄1本を立てるとスッポリ収まる僕にはちょうどいい広さの釣り場にタックルを準備して、ダンゴを混ぜる。

ひし形オモリ30号(固定式)

袋仕掛け(1本針)
ハリス:巨鯉ハリス8号、
針:チヌ11号

ダンゴ
龍王+炒りヌカ+カレーパウダー+ガーリックパウダー

食わせ
乾燥パパイア

 
1番竿を真ん中、2番竿を対岸のパークゴルフ場からからオーバーハングしている木の陰に打ち込んだ。

 水は動いていて魚の活性もかなり高いようだ。今回、はじめてダンゴにカレーパウダーを入れてみたが、そのスパイシーな香りのため、投入10分後には竿先にコツコツとウグイのあたりがでる。しかもガーリックパウダーまでブレンドしているので尚更のことだろう。だが、そのための一本針+持ちのいい乾燥パパイアだ。ウグイやフナも、すこしばかり仕掛けをつつくだけで、針掛かりすることはないので、鯉のアタリを待ち続けられる。

 今日は創成川のように、橋の上から泳いでくる鯉を観察・・なんてことはできないので、おとなしくパラソルの下、イスに座ってアタリをまつことに。

今回の釣り場 今日はおとなしくパラソルのしたで・・

 午前11時、エサ換えを行う。仕掛けを引き上げるとまだパパイアが付いている。このエサはほっとけば6時間以上は持つだろう。だが、やはり新鮮なものを使いたいので、新しいものに付け替える。そして、また同じ場所にキャスト!

 2番竿の狙いは、対岸のパークゴルフ場にある木がオーバーハングしている部分のちょっと手前。そこに打ち込むのにはちょっと勇気がいる。キャスティングがうまい人ならどうってことないだろうが、僕はドヘタクソなので、サミングをまちがえて飛ばしすぎて、木の枝からダンゴのついた仕掛けが、ぷら〜〜〜と垂れ下がり、ゴルフ客が「なんだこれ!?」と集まってきて、回収するにできなくなるという、恥ずかしい惨状になってしまったことが過去にあった(爆)

 エサ換えを終えた頃、この茨戸公園前をホームグラウンドとする、亀仙人さんが到着し、しばらく話した後、100メートルほど上流で竿を出した。いつもはダイワの鯉竿を出す亀仙人さんだが、今回は頭上に木の枝が広がっている場所で竿を出したので、短竿を使用しているようだ。

 鯉の気配は無くはないが、竿は舞い込んでくれない。

午前中は暇にすごした・・ なんかしらないけど、石碑

 昼食をとったあと、亀仙人さんや釣り場に訪れた小父さんと話し込んでお昼時をすごす。

 水はまだ動いているが、アタリの気配はなく、少し眠くなったのでイスに腰をかけて仮眠することにした。センサーのスピーカーの音量を最大に。一昨年、ここに泊り込んだときに、夢か現実かわからない、変な金縛りに襲われたときのことを思い出しながら、寝に入る・・・

 午後2時、仮眠から目を覚まし、2度目のエサ換えをする。今度は、投入点を変え、1番竿を対岸近く、2番竿を川の真ん中に打つことにしてみた。ダンゴの配合は変えないで、ひたすらスパイシーなダンゴを使用する。

 エサ換えから1時間後の午後3時。イスにすわって雑誌を読んでいると、スピーカーから受信メロディが流れた。2番竿にアタリ!魚は糸を強く引き出し、5秒ほど走ったが、そのあとはあっけなく上がってきた。サイズは40センチ後半(未検寸)。

 なんとかボウズを免れた。一匹釣れれば連続ヒットの可能性があるこの場所。2番竿の投げなおしのためにダンゴを握っていると、1番竿にヒット!こんどはさきほどの鯉よりも走りはしないが、ネチネチとしつこく暴れまわり、なかなかランディングさせてくれない。ちょっと手こずりながらネットインしたのは68センチのアベレージサイズ。

最初につれた40台 続いてヒットしたのは68センチ

 その頃、亀仙人さんも65センチをゲット!鯉の食いがたってきたようだ。これから爆釣するチャンスもある。素早く2本の竿を打ち直し、次のアタリをまつ。

 30分後、亀仙人さんは納竿して帰路につくとのことなので、挨拶をして見送っていると、1番竿にアタリ。今度もさきほどと同じくらいの手ごたえ。創成川の鯉のようには走らないが、その分ファイト時間は長くなり、なかなか浮いてこない。
無事にタモ入れし、上がった鯉は64センチだった。

  3匹目は64センチ  

 3匹目の釣果に満足。あとはもう少し大きいのが来てくれれば言うことなし。次のアタリに期待して、また同じダンゴを袋仕掛けに包みキャスト。が、しかし、キャストの最中、竿の穂先のガイドが回ってしまい、ラインがブチっと切れて仕掛けだけが飛んでいってしまった・・。しかたなくスペアの仕掛けを取り付け、ダンゴもつくり直して、もういちどキャスト!

 が、こんどはリールのスプール付近でラインが絡まってしまう。ラインは切れずに済んだが、仕掛けはなんと、大型のゴミが落ちていて根掛りするポイントへと飛んでいってしまった・・。スプールで絡まった糸を直すべく、手でラインを引っ張りながら仕掛けを回収しようとするものの、やはり根掛りしているようで上がってこない。いろいろな方向へラインを引っ張っていると、無事、仕掛けを回収することができたが、針が変形してしまっている。仕掛けを取り外し、スプールの絡みをほどき、またスペア仕掛けを装着。これでよし、ようやくキャストができると、竿を構えたとき、固定式オモリの装着のしかたを間違えていることに気づく。糸の絡みを直すために取り外し、再び付け直したときに間違えた取り付け方をしたようだ。また仕掛けを外して、オモリ部を修正。思わぬトラブルによるタイムロスで、ようやくキャストできたのは終了時間30分前。こうしている間に、2番竿のセンサーが入ったが、どうやら空アタリだったようだ。残りの30分でなんとかアタリを取ることができないかと、竿先を見つめるものの、舞い込まれることはなく、そのまま納竿時間の午後6時をまわり、今回の釣行は終了となった。

 最後のタイムロスは惜しまれたが、釣果はもらうことができたので満足できる釣行となった。今年はまた何度かこの場所に釣行したいと思う。