鯉釣り日記2006 ノッコミ期なんだけどなぁ
 釣行日 5月21日
午前8時半〜午後6時
 場 所  創成川
 時 間


 札幌もようやく僕が満足いく気温になり、先日、ブレザーを着て学校に行ったら、のぼせて鼻血が止まらなくなりました。
ノッコミのシーズンに入り、ヘラともに鯉がハタき始めているようなので、今回はどこで竿を出そうか迷いながら「ぬし釣り64」の下流ステージで大物用タックルにルアーをつけてキャスティングしていたらなぜかコクレンがアタリ出し、入れ食い状態になったので、調子にのって釣りまくってオールキープしていたら、コクレンが絶滅してしまいました。キープしたコクレンは、すべて食料として使っています(爆)



話を戻しましょう。

 迷った挙句に、今回の釣行場所を創成川 横新道上流の東屋に決定。午前8時30分、親父の車にて到着した。

 僕がタックルの準備をしている最中、偏光グラスで川をみていた親父が「でっかいヘラがたくさんいる」というので僕も見にいくと、ヘラ、マブナが群れで泳ぎまわっていた。

 毎年、この付近が鯉をふくめ彼らの産卵場になるのだが、この日はハタきが見られない。この先日に一度鯉とヘラのハタキが見られたようだが、続いてはいないようだ。おそらく少し日を置いてまた別の日に産卵するのだろう・・・。ハタキが見られなくてちょっと残念だが、魚の活性は高い様子。なんと言ってもこの時期なので大物の期待は十分にできる。

 9時ごろ、準備が完了。今回もコストも効率もよいコーンを使う。

いつもどおりのセット。
固定式の30号オモリにチヌ針8号2本針。

食わせは焼酎漬けのコーン

 この地帯は川の奥半分がウィード帯になっている。この前までまだ草類は伸びていなかったが、今回みてみると、葦も浮き草も金魚藻もかなり大きくなってきている様子。まぁ、そうでもなければ魚は産卵できないのだが。

 1番竿を川の真ん中、2番竿をウィード帯の際に投入し、寄せエサコーンも投入点と、ポイントの上流、下流に点々と柄杓で撒いた。

 今日は川の水位が低くなっているが、午後には上昇すると予想。水は動き、魚全体的に活性は高いようだ。足元をみると、ライギョが寝ている。かなり近づいて覗き込んでも逃げないので熟睡しているのだろうか。「捕まえるよ?」と言いたくなるくらい無防備だ(笑)

 暑いので、東屋でくつろぎながらセンサーの受信を待つとこにする。今回は一人の釣行なので、さっそく暇つぶし道具のお菓子、CDウォークマン、深海魚の本(?)で東屋を占領する。

 深海魚の本はなかなか面白い。浅いところに住む魚との違いに驚かされるし、へぇ〜へぇ〜と言わされる豆知識もたくさんある。有名な話では、チョウチンアンコウのオスはメスに寄生して必要な栄養分をもらって生活するということだろうか。一般的にチョウチンアンコウと聞いて想像するのあのごっついイメージ像、あれはメスなのだ。ミズウオという深海魚はなんでも食べようとするので、自分と同じくらい大きさの魚にも食い付くし、流れてきたプラスチック製のゴミまで飲み込んでしまう。もちろんそんなものを食べたらすぐに死んでしまうんだろうから、海にやたらとゴミを捨てないよう心がけましょう。(釣行記なのになんの話をしてるんだ・・?)

 魚の活性が高いので早いアタリを期待したが、いまだに変化はない。
 10時ごろ、Tさんが僕の下流で竿を出した。はなし相手ができたので、さっそくTさんのところへ行き、しばらく釣り談義をする。Tさんはボイリーの自作研究に熱心で今回ももちろんボイリーを使用する。4本の竿でさまざまなポイントに仕掛けを打った。僕も一度様子見のために仕掛けを引き上げる。まったく変化はなし。そのまま同じ場所に投入しなおした。


今回の釣り場は東屋があるのでくつろげる。

 Tさんと話していたとき、この周辺でかなりの数の泡付けが見られた。3連ほど同じラインで泡付けが続き、浮いた泡がつながって天の川のようになっているほどだ。泡の浮いている場所を偏光グラスで見ると、70センチあるかないかというサイズの鯉がいるのが見えた。食ってくれと願うが、通じず・・・。

 このまま午後に入り、ちばさんが釣り場に訪れた。これから北五番橋にて竿を出すとのこと。昼食の買出しがてらに北五番橋を見に行くと、数匹の鯉がエサを食みながら泳いでいる姿を観察できたので。北五番橋のほうはここよりも攻めやすいこともあって、かなり期待できると思い、勝手にちばさんの釣果に期待した(笑)

 昼食のあと、Tさんはお昼寝しているし、僕はすることがなくなったので、ひとりで土手の草をちぎっては投げ、ちぎっては投げと繰り返して遊ぶ。タンポポの群生をみつけると、茎と茎をつなげまくって変なオブジェを作ったり、花びらを一枚一枚抜いて「好き・・嫌い・・好き・・嫌い・・」とやって10分後に「嫌い」という結果が出たり(なにが嫌いなのかは不明)、まったくもってくだらない時間をすごし、それに飽きると東屋で仮眠を始める。アタリが来ないまでの僕はほんとうにテキトウな行動をしている。僕に単独でアオウオ釣りなんてやらせると、どうなるかわからない(笑)でも「暇だ〜暇だ〜」と抜かしているこんな時間をすごすのも好きなので、釣り馬鹿の中でもこういう釣りに向いているほうなのかもしれない。

竿の前で出た泡付け。 遊んでいるうちにできてしまったタンポポのオブジェ(?)
ちなみに僕はタンポポアレルギーで倒れたことがある。

 午後3時、Tさんの「釣れたよ」の声に昼寝から覚めた。Tさんの釣り場に行ってみるとタモの中でうごめく鯉の姿。サイズは65センチだった。僕が寝ている間、鯉の食い気が止まり、一時的に泡付けや跳ねも見られなくなっていたようだが、また活性が上がってきたようで、Tさんの釣果をうらやましがりながら自分の釣り場に戻ると、1番竿のまん前で、推定70台の鯉が迫力あるハイジャンプをかましてくれた。高く飛んで空中でシッポを2、3回クネクネさせながら落ちてゆく姿がちょっと可愛く思えて笑ってしまったが、同時にモチベーションもアップ。

 予定では車検のために親父の車が使えなくなるので、3時半までしか実釣できないことになっていたのだが、ありがたくも、ちばさんが、帰りに僕も車に乗せて家まで送ってもらえるというので、お言葉に甘えてお願いし、ちばさんの釣行終了時間午後6時まで僕も実釣できることになった♪というわけで、エサ換えをして気合を入れ、夕刻のラストチャンスを狙う。

 東屋で「巨鯉への道ファイル」 (釣行記のネタ帳のようなもの)にこの釣行での出来事を記していると、村上さんが様子見のために東屋に訪れた。その数十分後に、北五番橋で実釣中のちばさんもセンサーの受信機を持って訪れ、Tさんと僕も含め4人で談笑をする。

 談笑の最中にも鯉のもじり、跳ねがひんぱんに現れるのが見え、いつアタッてもおかしくない状況だろう。さまざまな変化がある川の水面がセンサーが入る雰囲気をかもし出している。だが・・・-------------

 終了時間の午後6時まで粘ったが、僕にもTさんにもちばさんにはアタリがなく、今日の釣行はここで終了。このベストシーズンでの丸ボウズは、なんというか、いつもの丸坊主の倍以上にくやしい・・・。次回こそは・・・。