前日、天気予報を見ると日曜日は雨になっていたので、釣行を諦め、一日のんびり過ごすことに・・。午前11時ごろ、雨が降る中、バイトの面接に行き、30分ほどで終えて帰路に着くと、いつのまにか雨が上がり、空が晴れ渡っているではないか・・。このあとを家でゴロゴロするのはもったいない。もう昼になるが、どこかで竿を出そう!
昼食を素早く済ませ、釣り道具をもって短時間釣行へ出発。今回の釣行場所は三日月湖のモエレ沼。この沼ではへら釣りや雷魚釣りでよく訪れていたが、最近はあまり来ることがなくなってしまった。今回は自分がまだ足を踏み入れていない場所に入ることにした。
親父が転がす車で約20分、へら釣りをしていた頃によく来ていた水郷東大橋に到着。その近くにある舗装されていない細い道に入り、進んでゆく。
この沼は6月頃になると、葦、菱やガマ、ハスなどの水生植物が湖面全体に茂り、投げ竿を使ったブッコミ釣りが難しくなる。葦が岸に伸びだすと、入釣することも困難になるので、ある程度水温が暖かく、まだ植物が伸びていないこの時期が、この沼でブッコミ釣りが可能な唯一の時期ではないかと考えている。一部、夏になっても水草が生えない場所もあるのだが、そのような場所は他の釣り人(へら師)が多く、時と場合を選ばないと、ブッコミ釣りはし難い状況となる。
10分ほど舗装されていない道を進み、夏にもなれば入釣不可能になる場所に荷物を下ろした。岸辺は竿たてを刺せる場所から沼の少し落ち込んでいる部分まで、約5メートルほど、30センチほどの水深の湿地になっている。この湿地に背の高い植物が生えるのだが、いまはまだ、その植物たちも葉を枯らしたまま静かに根を張っているだけだ。
水温をチェックすると思ったよりも暖かい。湿地帯の植物の根の群生の中を大型のヘラブナたちが産卵のために入ってきている。湖面にもかなり魚のモジリがあるので活性は高そうだ。早速竿を出すことにしよう。
今回はひさびさにダンゴを使うことにする。
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