鯉釣り日記2006 春季IN大会最終釣行
 釣行日 5月6日
午前8時〜午後7時
 場 所  創成川
 時 間


 インターネット大会の期間ものこりわずか。今日こそサイズアップを勝ち取ってやると、最後の悪あがきでホームグラウンドに釣行することにした。

 前日、午前5時起床で6時出発とスケジュールを決めてから就寝したのだが、午前3時半に目をさましてしまい、しばらくベッドで横になりながら「深海魚ファイル」なる本を読み「え!まじ?こんな魚いるの?」と初めて知った、変わった風貌の深海魚に驚いたところまでは覚えているのだが、そのあとの意識がプッツリと消え、次に目を覚ましたのは午前7時。「うわっ、寝坊した〜」と急いで朝飯を食い、結局、1時間おくれでの出発となってしまった。

 今回の釣行手段は自転車。山崎君が一緒なら、荷物を分担できるのだが、今回山崎君は親の実家に帰るために欠席とのことで、重い荷物を担いで単独で激チャリすることに。去年の夏以来の単独釣行はなかなか大変で、息を切らしながら1時間ペダルをこぎ続け、午前8時すぎ、ようやく北五番橋に到着した。

 いつもの釣り場である橋の上流側にはすでに、滝川から遠征中のtadasiくんが竿を出し、橋の下流側で釣りをしている前川さんと談義をしていた。tadasiくんが荷物を置いているベンチの横に自転車と荷物を置き、さっそくタックルの準備を始める。tadasiくんのタックルのとなり(下流)に竿を出し、1番竿の仕掛けを川の真ん中、2番竿をブッシュの横に打った。

 今回もエサはコーン。このサイトの閲覧者の方に「北五番橋で釣りをするなら、エサはコーンじゃないとダメなのかい?」とメールを頂いたが、そうではない。ボイリーでも大豆でもダンゴでも、いくらでも手はあるのだが、結局、「単に好きだから」という理由で使っているだけだ(笑)

仕掛け

オモリ:ひし形30号(固定式)
ハリス:巨鯉ハリス8号
針:チヌ8号2本針

エサ

マルキュー 食わせコーン
撒きエサとして冷凍のカーネルコーン

 仕掛けを投入し、寄せエサも撒いたので、荷物置き場にもどり、センサーを装着しようとセンサーボックスをもって土手を降りると、1番竿の穂先が大きく曲がった状態で静止していた。

「これ、あきらかにおかしいよね?」

 センサーをおいて竿持つと、ギィ〜っと糸を出されたがまた静止状態に戻ってしまう。どうやら、魚がブッシュに潜り込んでいるらしい。一度竿をピトンに戻し、タモを準備してから再びファイトに移る。魚はしばらくブッシュのなかでモゴモゴうごめいていたが、ラインのテンションを少しずつ強めながら引っ張るとオープンに出てきて走り出した。豪快に走り回る鯉をtadasiくんにタモ入れしてもらい、上がったのは69センチだった。

  一投目約3分後にヒットした69センチ  

 エサを付け直し、また同じ場所にうつ。今日の創成川はかなり濁りが入っているようだ。水は動かず、この69センチとのファイト中に飛び散った植物の葉が流れずにその場でただよっていた。

 今日も晴天で日差しが暑い。日陰となる橋の下へ荷物を移動させ、ここでアタリを待つことにする。激チャリで乾いた喉をうるおしながら、次のアタリをまつ。

 今回は、上流から順に、tadasiくん、僕、MAENO(ZENNO)さん、前川さん、そしてそれよりかなり下流の通称コジマ前でHH中西さんが竿を出している。午前10、村上さんも加わり、tadasiくんのすこし上流で竿を並べた。

 あっという間に正午になり、MAENOさんたちとジンギスカンを食べ、談笑しながら、センサーの受信機を気にするが、誰にも受信はないようだ。

北五番橋上流側
tadasiくんのロッドポットとそのすこし下流に僕のピトン。
村上さんも参戦し、tadasiくんのすこし上流に入った。
北五番橋下流側
MAENOさんのロッドポット、その下流に前川さんのロッドポット、さらに下流ではHH中西さんがピトンを並べる。

 ちょくちょくエサ換えのために仕掛けを引き上げるが、コーンはそのまま付いて戻ってくる。魚がいないことはないのだろうが、まったく食う気配がない。おそらくチャンスは夕方のすこし気温が下がるころ、水も増え、河原に人気が少なくなる時間帯だろう。

 午後2時半ごろ、前川さんは道具の片付けをはじめた。一度竿をたたみ、また別の場所で竿を出すようだ。前川さんを見送った後、自分の釣り場に戻って釣り談義に興じる。午後3時になってようやく涼しくなりだしたころ、tadasiくんにヒット!僕が使っているものと同じ、大鯉専科が綺麗に弧を描く。

tadasiくん、創成川での初釣果、68センチ!

 そしてその30分後、僕の2番竿のセンサーが入ったが、残念ながら空アタリだったようで、僕が駆けつけたときにはすでに竿が動いていなかった。

 やはり思ったとおりに、水が増え、さっきまで余裕で見えていた杭がほとんど見えなくなっている。同時に魚の活性も上がってきたようだ。

 気を取り直すために、空アタリの2番竿も、ピクリともしない、まだエサが残っている1番竿も、両方ともエサを付け替え、また、1番竿の仕掛けを川の手前へ、2番竿を川の奥へと、投入ポイントを変更して寄せエサも柄杓に一杯撒いてみる。

 午後5時ごろ、MAENOさんが納竿して撤収したので、村上さんは今釣りしている場所では望みは薄いと判断し、MAENOさんが竿を出していた場所に移動し、いままで2本だった竿も3本に増やして夕マズメのラストスパートにかけた。

 午後6時、村上さんの竿の近くで遊んでいると、ガッシャーンという音が聞こえてきた。何かと思って橋の向こうにある自分達の竿のほうを見ると、鯉のヒットにより、土手の上にあったtadasiくんのロッドポットが飛ばされ、土手下に落下していた。

 大急ぎでロッドポットのもとへ走り、tadasiくんは鯉の掛かっている竿をもってファイト開始。上がってきたのは体格のいい70台の鯉。

ロッドポットを飛ばすほどのアタリが・・! 浮いた鯉を村上さんが片手ランディング

  tadasiくん、本日2匹目。元気のいい70台  

 残り時間はあとわずか。魚の活性はどんどんよくなっているようで、跳ねや泡付けがかなり見られるようになった。だがやはり、かなり警戒されているのか、仕掛けのすぐ近くで寄せエサのコーンを食べていると思われる泡付けがあっても、肝心の針についたコーンは食ってくれない。

 tadasiくんが釣った70台をリリースしたあと、村上さんの釣り場にいくと、ちょうど川の真ん中に投げていた村上さんの竿に鯉の前アタリらしき変化があった。竿先を数回たたくような動きがあったが、すぐに止まってしまう。村上さんはラインのテンションを落とすと、反応があったが、残念ながらヒットにはいたらない。

 午後6時40分。終了時間がきたので、道具の片付けに取り掛かっていると、tadasiくんの竿にアタリがあった。こんどは僕がネットアシスタントをやらせてもらい、引き上げたのは40センチほどの鯉だった。tadasiくん、好調である♪

こんどは僕がネットアシスタント。 3匹目の記録をとるtadasiくん

 まだ僕にもチャンスはあると思い、今日はもう使わない道具をバッグに収納しながらもながらも、タモと竿だけは最後まで片付けない。アタリを期待してゆっくりと帰るしたくをしたが、結局なにも変化はなく、午後7時納竿となった。

 札幌もようやく暖かくなってので、そろそろ他の釣り場の様子を見てこようかな・・。