鯉釣り日記2006 北五三昧
 釣行日 5月4日
午前8時半〜午後6時半
 場 所  創成川
 時 間


 「屋根よ〜り〜高〜い、鯉の〜ぼ〜り〜。大き〜な真鯉〜は、お父〜さ〜ん・・・俺、マジお父さん釣りてぇ!

 ということで、ゴールデンウィーク真っ只中の本日。前回サイズアップを狙って見事玉砕したリベンジもかねて、ひさびさの平日釣行に出ることに。もちろん釣行場所は、ホームグラウンドの創成川北五番橋!

 午前8時、親父の車に道具を積み、出発。途中、山崎君を載せて20分後に北五番橋に到着した。

 車から降り、まず橋の上から川を見るふたり。前回、増水気味だった創成川だが、今回は逆に水が減っているようだ。水面にはボラの大群が見えるが、肝心の鯉がなかなか現れてくれない。

 10分ほど、橋から鯉が回遊してくるのを待っていると、ボラの群れに混じりながら、60センチ台の鯉のスクールを確認。その後ろからもヒゴイを先頭にした10匹ほどの群れを見ることができたので、早速竿を出す。

 下流から山崎君の竿、僕の1番竿、2番竿の順で出す。仕掛け、エサは前回とほぼ同じだが、食わせ用のコーンは前回あまったもので、焼酎付けにしている。

 川の真ん中、ブッシュの横、ブッシュの奥と、思い思いのポイントに仕掛けを打ち込み、いつもと変わらぬスタートを切る。

 仕掛けの周りに、寄せ用の冷凍コーンを撒いて反応をみるが、今日は・・というか今日も、鯉の食い気は薄いようだ。まだはじめたばかりなので、状況が少しずつ変わることを願いながら、ふたりは早速トランプゲームに興じる。

 ふたりは早速トランプをはじめる・・  ボラの群れ。これが全部鯉だったら・・・

 カードゲーム全般的に苦手な僕が打つ手がなくなって嘆いていると、山崎君のアタリブザーのメロディが聞こえた。竿に向かって走り出す山崎くん。だがしかし、どうやら空アタリだった様子・・・。やはり食いが悪いのだろう。

 日差しが暑く感じるくらい、今日は天候がいい。日向ぼっこをしながらアタリを待つ。しかし午後までに2回のエサ換えをしてみたものの、反応はないのだった・・。

 魚がいないのか、と橋の上から様子をみるとそうでもない。60台からかなり大型なものまで見られるが、エサの前を普通にスルー・・・・・。もうすぐ産卵のシーズンになるので、食いが立ってきてもおかしくないのだが、どの鯉もエサの前で立ち止まることさえしない。

 3〜4匹のスクールが少し走り気味で通過するのがよく見えるが、おそらくこれは先頭を泳ぐ大柄の鯉がメスで、その後ろについているのがオスなのだろう。産卵の準備に忙しそうで、このような鯉はまずエサに興味を示さない。チャンスがあるのは、1匹だけで泳いでいる鯉。(独身者?)単独で泳ぐ鯉は比較的泳ぐスピードが遅く、エサにも興味を示してくれる。

 午前11時ごろ、山崎君の仕掛けの周りをうろうろする鯉を確認。目寸で70センチ台だろうか。あきらかに山崎君のコーンを狙っている様子なので、息を呑みながら、「食え、食え」とふたりで念をおくりながらヒットするのを待ったが、ようやく鯉が口を使おうとしたそのとき、スピードを出した大型トラックが橋を通過、ガタンっ!と大きな音が鳴ったと同時に、鯉も驚いて逃げて言ってしまった・・・・。バッドタイミングである(汗)

 時刻は正午をまわった。音楽を聴きながらカップ麺をすすり、センサーのメロディを待つが、竿先はシィ〜ンと静まり返っている。やはり、このポイントの神、村上さんが来ないと始まらないのだろうか(笑)。昨日、メールでのやりとりで参戦すると言っていた村上さんだが、なかなか来てくれない・・。

「暇だ・・」

山崎君:「村上さん来ないね〜・・」

「うん、おそらくまだ寝てる」

山崎君:「起こしにいくか!」

「そういえば、今回もレコーダーとマイク持ってきてるよね?」

山崎君:「うん、村上さんの部屋に侵入して「寝起きドッキリ」ができるよ」

「あ、それやりてぇ〜(笑)」

と冗談まじりでこんな会話をしていた二人。やることがなくなったので、釣り場周辺をうろうろし、そこらへんに生えているツクシを摘んできて、食べ始めた・・・

  やることが無いのでツクシを食べはじめた・・  

 
「お!このツクシ、けっこう甘みがある。あ・・でもやっぱ生はマズイ・・・・」

「ん?どれどれ・・・・あ、ほんとだ。まずい」

なら食べなければいいのに・・・・・

午後1時、ようやく村上さんが到着した。

山崎君:「な〜にやってたんですか村上さん、遅いっすよ〜」

村上さん:「まじ、寝てた」


村上さん到着! 山崎君、橋の上から正確なポイントに仕掛けを投入

 村上さんはコーンとマシュマロをエサに使用。橋の上流側で竿を出す僕たちとは反対側の下流側で3本の竿を出した。

 村上さんとすこし談話し、自分の釣り場に戻ったとき、僕のセンサーが入った。ブッシュの奥に投げ込んでいた2番竿にヒット!糸を出されると同時にブッシュの中に潜り込まれたが、なんとか引き出してゲット。サイズは64センチのアベレージサイズだった。

  ようやくあがった64センチ  

 ほら、やっぱり。ここの守護神の村上さんが来たから釣れたんだ!なぜか村上さんが到着するとアタリが出ることが多いのだった(笑)

 とりあえず魚の姿は拝めたので一安心。リリースしたあと、村上さんの釣り場にていつもどおりの談笑をはじめる。ほんとにいつものことだが、山崎くんと村上さんのコンビは恐怖すら感じるほどに会話も行動もヤバい・・・(苦笑)ふたりとも人が変わって、かなり・・・・・・・・・・。まぁ、このふたりがどうなるかはご想像にお任せします。とてもここで二人の会話をここで出す勇気はありませんし、釣り場に訪れる大人の方(前川さんや中川さん)の前では絶対にこの本性を出さないものですから・・。


 そうこうして遊んでいると、僕のセンサーが入った。あたっているのはまた2番竿の様子。駆け足で釣り場に戻り、ファイトした末に上がったのは、さきほどよりも少しサイズアップして67センチ。そしてその10分後に1番竿にアタリ、40台があがった。

2匹目67センチ 3匹目40台

 とりあえず、僕はもう満足。精神的に余裕ができた。

 僕と山崎君はエサ換え、そして寄せエサのコーンの撒きなおしにかかる。山崎君は仕掛けをキャストするのではなく、竿をもって橋の上にあがり、糸をたらして仕掛けをポイントに置くという方法をとっているので、それを見るために僕も一緒に橋の上へ。

 途中、土手に目をやると、村上さんが竿に駆けつける様子が見えたので、山崎君は仕掛けをポイントに置くと、足早に村上さんのもとへ駆けつけた。僕も、手に持っていた冷凍コーンも袋を釣り場においてから見に行くと、残念そうな顔をした村上さんが・・・。どうやら良型をスッポ抜けで逃してしまったようだ。

 時刻は黄昏に入り、午後4時をまわった。いままで晴れ渡っていた空は少し曇りがかってきたが、風は弱まり、すごしやすくなった。

 土手の芝生に寝ころがっていると、山崎君が走り出した!どうやらアタリをみた様子。僕も続いて後を追うが、山崎君の竿はもう動いてない・・。またしても空アタリだろうか?なんだったんだ、と不思議がっていると僕の2番竿に前アタリがあり、直後に竿先がしぼりこまれた。

 なかなかいい走りっぷりに大型を期待させたが、サイズは60センチ前半。大きさはまずまずだったが、アンバランスに大きなシッポが印象的だった。そしてその直後に1番竿にもヒット。今度は50センチほどだったが、金色がかったきれいな鯉だった。この約30分後にもアタリがあったが、残念ながらスッポ抜け。

しっぽの大きな60台。4匹目 5匹目は50台だった

 たて続けにアタリがある僕は満足だったが、本日空アタリ2回目の山崎君。そうとう悔しかった様子。いつのまにかアタリ待ち場になっていた村上さんの竿の周りで、「俺もつりてぇ〜」を連発しながらハンマーで地面をたたき始めた(笑)

 午後6時。本日の終了予定時間は午後6時半。残り30分、最後のエサ換えをし、どうしても釣って帰りたい山崎君は思い切って、川の真ん中から奥へと投入ポイントを変更。最後の賭けにでる。会話をしながらも横目で何度も竿をみる山崎君。タイムリミットが迫る中、けっして諦めるそぶりは見せない。

 そして午後6時20分。山崎君のアタリブザーのメロディが奏でられ、竿先が絞りこまれる。猛ダッシュで竿へと向かい、魚とファイトする山崎君。魚は右へ左へと暴れまわりながら浮き上がり、村上さんがもつタモ網へと誘導された。

 願いが通じ、釣り上げることができたのは40センチあるかないかの固体だったが、本日一番釣り場のテンションを上げた一匹だった。

  ようやくあがった64センチ  

 この一匹をリリースしてすぐ、親父が車で迎えにきたので、竿をたたむ。

 結果は僕が5匹、バラし1回。山崎君が1匹、空アタリ2回、村上さんは残念ながら良型のバラしでボウズ、の結果になった。

 納竿のため、2番竿の仕掛けを回収しようとリールを撒くと、なにやら針に魚の気配。ビチビチ暴れながらあがった魚は30センチオーバーのマブナだった(笑)

  仕掛けに掛かっていた尺上のマブナ  

 次回は5月6日、山崎君は予定がありこられないようだが、村上さん、tadasiくんとこの北五番橋に釣行予定。
インターネット大会中最後の釣行なので、なんとかサイズアップを・・・(願