前回、創成川にて満足できる結果で2006年の初釣行を終え、気持ちよく今年のスタートを切ることができた。
その釣行以後、創成川での好釣を耳にすることが増え、それを聞くたびに「また行きたい、また行きたい」と思いながらもなかなか釣行できなく、前回釣行から約一ヶ月が経過してしまった。
4月2日、ようやく釣行できるようになったので、息荒げに張り切って春の創成川 北五番橋に向かう。
午前9時、親父の車にて出発。食料を買い込んで、20分後に北五番橋に到着した。
橋の上流側の前回僕が入釣したポイントですでに堤さんが竿を出している。今回はその奥に入らせていただくべく、親父の車は堤さんの釣り場を通過してフィールドの奥に進める。「このへんで竿出すわ」と親父に車を止めてもらい、早速荷物を出す。
荷物を出し終え、僕が釣りの準備に差し掛かっていると、親父は「出るときはUターンして頭から道路に出ようかな」と車を動かし始めた。この場所はせまいし、親父の車も大型なので、(車の)頭から入ると、帰りはバックしながら道路に出るか、ちょっと無理してUターンして頭から道路にでるか、なのだが、親父は「ちょっと無理してUターン」を選んだようだ。親父の車は「がががが!」と音を立てながらまだ残る雪の上に乗り上げながらターンを始める。
タックルをセットしながら、狭い場所でちゃんとターンできるのか?と少し心配しながら見ていると、案の定、車は雪と泥の泥濘にハマって身動きが不能になった。(苦笑)
「あ〜あ・・・・・」
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ターンするべく、乗り上げちゃいけない場所に乗り上げた親父のエスティマ |
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堤さんに手伝ってもらいながら、車を泥濘から出そうとする親父・・。この下流の「コジマ前」で釣りをしている中西さんと前川さんも駆けつけて救助にきてくれたが、結局、どこかから借りてきた重機で車を引っ張り出すことになった。
みなさん、うちの親父がすみません(爆)
ひとまず一件落着して、僕は仕掛けを川の真ん中と奥に投入した。
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仕掛け
2本針 ブッコミ オモリ:ヒシ型25号(固定式)、ハリス:巨鯉ハリス8号、針:チヌ9号
エサ 食パン |
この近くで釣りをしている中川さんと少し話しながら、アタリを期待するが、まだ反応はないようだ。親父は用事があるので、うまってホイールが泥だらけになった車で帰ってしまった。
前回よりも、水深は増しているが濁りはない。いつものように橋の上から川の様子をみるが、この日は鯉どころかボラや他の魚の気配すら感じられない。まだ午前中だし、そのうち魚も動き出すだろうと、おとなしく魚が出てくるのを待つことにする。
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お隣は堤さん |
今日は風が強く、寒い・・前日の昼間は暖かく、春を感じさせたが、今日はけっこう冬だ。前回の釣行時よりも寒いではないか。冬嫌いの僕には少しものうい。
もう東京は暖かいんだろうなぁ〜・・。4月2日・・そういえば、東京 江戸川に遠征してからちょうど2年だ。「東京は暖かかったなぁ・・一日目でかなり日焼けしたもんな・・」「あのときは一投目からいきなりヒットして・・」そのころのことを思い出し、熱い紅茶を飲みながら現実から少し逃避していた(笑)
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最近開通した横新道橋 |
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そういえば、ホームグラウンド化しているこの北五番橋のフィールドでも、今回僕が入った場所で釣りをするのは久しぶりだということに気づいた。去年までこの場所は横新道橋の建築のためバリケードが施されていたのだ。確かこのへんは、暖かくなると複雑にブッシュが茂るはずだ。今年はこのへんも思い切り攻めてみよう・・
風が強まるなか、一度目のエサ変えをする。パンは魚につつかれた様子もなく、針残りしていた。
時刻は午前11時を回った。
様子見で訪れた亀仙人さんと会話をする。釣り場の話に花を咲かせていると、川に生き物の気配が・・・水面にチラっと、下流から上流に上る動くものが見えた・・鯉か?会話を終え、車で去っていた亀仙人さんを見送ってから堤さんの陣地に行くと、堤さんも「鯉、いるね♪」と言う。スクールが上がってきているようだ。
上りの鯉がいるということは、ヒットの確率が高いのは僕より少し下流で竿を出す堤さんの一番下流側の竿。そう読んだ。 そして予想は的中。数秒もしないうちに堤さんの下流側の竿の穂先がが川に向けて引き込まれた。
ヒット!♪上がったのは50センチクラスの鯉。堤さん、今シーズン初鯉であった。やはり鯉の精悍な顔つきはいつ見ても力強さを感じる。
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