鯉釣り日記2005 パンプカキューピー
 釣行日 9月24日
午前7時〜午後12時
 場 所  創成川
 時 間


 夏休みの真っ最中だった7月24日の釣行で、創成川の鯉釣り師の小父さんからいただいたパンプカ用の仕掛け。この存在感あふれる仕掛け(特に写真左側)に一目ぼれしたものの、なかなか使えないでいたので、3連休の土曜日の半日を利用して試し釣りをしてみることにした。


 
午前6時、自宅を自転車で出発して1時間後に到着。早速、シーバスロッドに仕掛け(もちろん写真左側のキューピーちゃん)を、キューピーちゃん仕掛けについているスナップにハリスと針を結び、針には角切りにした食パンをつけて、いつでもキャスティングできるようにスタンバイ。本部である(?)北五番橋の下に自転車と荷物をおいて、片手に竿、もう片手にタモ、ポケットには袋に入った大量の角切りパン、偏光グラスをつけていざ出陣。

 とりあえず、橋の上から描角切りパンを10個くらい撒き、様子をみる。この時期になってこの川で増え、大群を成しているウグイの稚魚がパンの存在を感知し、押し寄せてくるが、鯉が寄って来る様子はない。橋の上から見た感じ、回遊する鯉も、水草に潜りこんでいる鯉も居る気配がないので、橋からおりて下流にくだることにした。

 少しずつ橋から下流に移動しながら、パンを撒いてゆく。パンの着水音を聞きつけて寄って来るウグイの稚魚の大群は、前回ここに釣行したときよりも増えている気がする。パンはすぐにウグイたちに食べられてしまうが、それでも根気よくパンを川に投げ続けていると、突然大きな魚の気配が・・・

 角切りパンをたくさん手に握って、思い切り遠投しようとしたのだが、手を放すタイミングを間違え、思っていたよりかなり近く、というかすぐ足元に落としてしまった。、すぐにまた新しいパンを投げなおそうと思い、袋から角切りパンを取り出していると、失投してしまったパンに群がるウグイの大群を散らしながら、6匹の鯉がパンに食いつき始めた。しめた!チャンス♪すぐに針の付いた食わせのパンを鯉から少し距離をとって流してやる。鯉は投げ撒いたパンを食べながら、すこしずつ食わせのパンに近づいてくる。6匹の中の1匹が喰わせパンの存在に気づき、ゆっくりと・・鼻先で喰わせパンをつつくようにして様子をみる、そして・・・食った!。。。。と思ったのだが、何故かパンの寸前で体を反転させて方向転換。どこかへ行ってしまった。「う〜・・残念。」気をとりなおしてもう一度挑戦しようと思ったら、6匹の鯉は皆投げ撒いた寄せパンを食いつくしてどこかへ去ってしまった。

頑張れキューピーちゃん

 また更なるチャンスを求めて、下流へと下る。
 1時間ほど釣り歩きながら、良さそうな場所に寄せパンを撒き散らしながら探るが、なかなか鯉が出てくれない。出て欲しくないウグイやフナ、金魚などは何度もパンをつついてくれるのだが、ときたま通る鯉は仕掛けを素通り。寄せパンには食いつくこともあるのだが、どうも食わせのほうには来てくれない。うつぶせ状態で水面に浮くキューピーちゃんの存在に威圧を感じてるのか鯉は?・・結局、本拠地の北五番橋より一つ下流の橋まで下ったが、パンを食いそうな鯉がいないので、また上流にのぼり本拠地に戻ることにした。

 さきほど鯉が出た場所でまたパンを撒いていると、村上さんが登場。村上さんも2本の竿を出し、パンプカ参戦する。
 時間はすでに10時を回った。時間が経つにつれて、鯉の活性がどんどん鈍くなるなか、諦めずに攻めるが鯉はみんな底近くの低層を泳いでいるようで、たまに姿の見える鯉の近くにパンを撒いても、見向きもせずに底でエサを食んでいる。しかも、僕達の釣り場付近では、投げ撒いた寄せパンを狙って、カモがウロつき始め、寄せパンを食べつくされるわ、食わせパンにも食いつこうとするわで危険な状態。場所を変えても、カモは僕達についてくる。ここのカモは完全に、釣り人がいる = パンが食べられる と思っているようだ。こうなるとカモが針に掛かってしまう危険性があるので、パンプカは出来ない。村上さんからオモリを借りて、釣法をブッコミに変更する。

今日は鯉たちも、浮いているエサよりも沈んでいるエサに注目しているようなので、ブッコミのほうが期待できそうだったのだが、結局鯉の反応はなく、午後12時半に納竿した。


 
今回仕掛けに使ったキューピーちゃんは、飛ばし浮きの役目をするので遠投可能、キャスティングのコントロールもしやすい。ただ、この複雑な形ゆえハリスが絡まってしまうのと、キャスティングして水面に着水したときに、なぜか1,2回スキッピングしてしまって鯉を驚かせてしまうのが難点だ。7月24日の釣行でこのキューピーちゃんと一緒にもうひとつ、木を削って作った飛ばし浮きのついている仕掛けをもらったが、そちらはキューピーちゃんより少し比重が軽く、遠投には弱いが着水音が静かで使いやすかった。こんど使うときは、この仕掛けで1匹でも鯉を拝みたい。