鯉釣り日記2005 この夏最後の釣行
 釣行日 8月28日
午前8時半〜午後5時
 場 所  茨戸側
 時 間


 ついこの前シーズンインしたばかりかと思ったのに、早くも夏は終わり鯉釣りは後半戦を迎えた。8月最後の日曜日は快晴だったので、ひさしぶりに茨戸川に出向いてみることにした。

 午前8時、出発し午前8時30分には早々と準備完了する。今回の釣り場は毎年一発大物を仕留めることで有名な佐々木さんのホームグラウンド、ゴルフネット裏。多少、ゴミや濁りが多かったのが気になったが、とりあえずエサを打つことに。

 今回も前回と同じ、3本針吸い込みを使うのだが、どうも今年は吸い込み仕掛けでの釣果がイマイチでスッポ抜けが多い。以前は2本針の喰わせのみのブッコミでもスッポが多かったのだが、それは針のサイズを変えることにより今のところ解消。しかし吸い込みの場合は、今年になって6回鯉をヒットさせているのだが、そのうち4回スッポ抜けでバラシている。さすがに悔しいのでスッポ抜けの原因を追究すべく、東京釣り旅行でお世話になったアオ師のUさんにアドバイスをもらいながら、まずはオモリとサキ糸を考えてみることに。今回はいつもよりもオモリの遊動範囲を狭くしてみた。これで鯉が掛かって結果が出ればいいのだが・

いつものサキ糸の、オモリ遊動範囲は12センチほど、今回はサキ糸にチューブ(ようじ留め)を2ついれ、遊動範囲を5センチまで縮めた。

エサは龍王、食わせは大豆の焼酎漬け

 岸近くにはゴミが寄ってきているので2本とも遠投した。1時間経過したので最初のエサ換えをしようと、座っていたイスから立ち上がり、川の様子をみると水の状況は来たときよりも悪くなっている。岸にはゴミとドロドロがひしめき合い、それより奥では魚達が鼻上げをして、水面に無数の波紋が上がっている。水はほとんど動いていない。やはりそのため水中に酸素が少ないようだ。


 
ここにいても釣れないと思い、すぐに場所を変えることにした。次に選んだのは、水の動きが頻繁な茨戸公園前。到着してから、竿を伸ばしている最中に水面をバコン!と鯉が尾鰭で水面を叩いた。ここなら鯉は動いている、期待はできそうだ。


 鯉の跳ねがよく見られたが、得体の知れない小さな魚が群れ、水面でバシャバシャ騒いでいる。また水中にもジャミが多いようで、コンコンと竿を揺らす小さなアタリが頻繁にある。本命のアタリがくるまでパラソルの下ですごす。

 竿先にはトンボ、その上には空高くとぶトンビ・・風は弱く、いたって晴天で過ごしやすい穏やかな日だ。昼飯をたべながら本を読んでいると、川のほうからガサガサっと草が動く小さな生き物の気配がした。気配は柵を越え、どんどんこちらに近づいてくる。そしてガサガサ音が消えると同時に、黒い小さな動物が姿を現し、モコモコと体を揺さぶりながら移動し、竿立てのすぐ横で消えた。どうやら竿立てのすぐよこに巣穴があるようだ。最初、誰か以前ここに来た人がなにか棒状のものを刺した跡かと思って、気にせず近くにピトンを打ってしまったのだが、危ない危ない壊さなくてよかった。でもピトン打ったとき、かなりの振動が・・・・・・。しばらく巣穴の様子を見ているとまたさきほどの黒い生き物が出てきた。そしてまた川のほうへ、そのあとしばらくして更に小さい黒いのも1匹出てきた。そいつも続いて川のほうへヨタヨタ歩いてゆく。脅かさないようにイスに座ったまま静かに見ていたので、生き物の正体がつかめなかったが、ネズミの一種だろう。

 竿先にトンボ、その上にはトンビ  竿立てのすぐ横に小動物の巣穴があった

 何度かエサ換えしたが、相変わらずジャミのアタリしか出ない。水の流れは少し強くなってきて、道糸にゴミがかかるようになった。鯉は動いているのだが、食い気はあまりないようだ。といっても、この川は毎年夏になると昼間はなかなか釣れなくなってしまうのだが。少しでも変化があればいいと、龍王に麦炒煎を混ぜてみた。

 午後4時、だんだん日が傾いてきた。気温がすこし下がると、虫たちの活性が上がり、このあたりでは頻繁にアゲハ蝶類が飛翔していた。小学生の頃ならテンション急上昇させながらチョウを捕まえにいっただろう。今では「あんな速く飛ぶアゲハチョウ、捕るのはむりだな・・」虫捕りの腕が小学生の頃よりかなり落ちていることを、前回のキャンプでひさびさに捕虫網を振り回して思い知った。虫の動きに網の柄をもつ腕がついていかない。これはもう、ある意味`とし`だろうか。

キアゲハ。ズームしすぎ・・虫の写真が上手く撮れない・・ 猛ダッシュで向かってくる犬。思わず道を譲ってしまった。

 やはり麦炒煎を入れるとジャミのアタリが更に頻繁になり1番竿に小さなウグイがヒットしてきた。2番竿はそのままにして1番竿だけ、単品の龍王を鶏卵大にして打ったが結局反応なし。午後5時、もう終了時間。、今回もボウズで終了。まぁ、いいや♪焦ることなし。これから11月まで2005年の後半戦、まだまだ長いCarpingRoad 巨鯉への道。