鯉釣り日記2005 状況四変化
 釣行日 7月18日
午前8時〜午後6時
 場 所  創成川
 時 間


 当サイトによくアクセスくださっているラジオのパーソナリティ+レポーターをやっているkeikoさんより、掲示板の書き込みやメールで創成川にて鯉釣りの様子をラジオ中継するという話を受け、創成川のいつもの釣り場、北五番橋に集まることになった・・・・

 
一緒に釣りをする堤さんの車に乗せていただき、釣り場に到着。それぞれタックルをセットし午前8時、準備が完了。
 前回の釣行でワカサギをエサに1匹釣ることが出来たので、今回もまた違う使ったことのないえさを使おうと思ったのだが、家の冷蔵庫に勝手にたくさん保存してあった、釣行であまったコーンなどを入れて焼酎漬けにしてあるビンが、最近になって、1つずつ減っているのを確認。おそらくこれは僕の母が「じゃまだ、冷蔵庫の中がせまくなる」と言って捨てているものと推理し、全部捨てられる前に使ってしまおうと、冷蔵庫のなかから焼酎漬けコーンを取り出し、今回はそれを使うことにした。仕掛けはほとんど前回と同じである。

 堤さんは2本の竿のうち1本はコーンをエサに、もう1本はイカの切り身を使用していた。

 天気はどんよりとして今にも雨が降り出しそう。ラジオの中継は夕方からなので、釣り場にはまだ僕と堤さんの2人だけ。それぞれ思った場所に打ち込み、センサーをセットし終えたとき、ちょうど雨が降り出した。足早に堤さんの車のなかに非難し、アタリをまつ。

 10分後、窓からアタリを確認。葦の際に打ち込んだ僕の竿が大きくしなる。急いで車からおり、強い雨のなかファイトするが、こんなときに限って根に入られてしまった。上着を濡らしながらなんとか根から引き出し、上げたのは50台後半の鯉だった。

最初のエサ打ち10分後にヒットした50台 すぐとなりでは新しい橋の工事が進んでいる。

 
すばやく鯉をリリースし、堤さんの車の中に戻る。雨は弱くなったり強くなったりを繰り返し、ときどき雷とともにバケツをひっくり返したようなドシャ降りも来る。僕の鯉をリリースした後から、今度は堤さんのイカをエサにして投げ込んでいるほうの竿に反応があり、センサーははいらないが、妙に糸が動いている。しかしこんな状態のときにセンサーが入っても、そとに出たくないのが事実である。

 10時ごろ、やっと雨がやんだ。いままでのドシャ降りがウソだったかのように空には雲が消え、夏の日差しが濡れた竿を乾かした。さきほどから反応があった堤さんの竿。2時間たったいまでもまだ糸がゆっくり動いているので、堤さんが少しずつ糸をまき、上げてみると、前回の僕同様、カメが掛かっていた。

  堤さんの仕掛けに掛かっていたカメ  

 
やっと雨が止んだとおもっていたら今度はカンカン照りで暑い暑い(汗)。ウチワで顔を扇ぎながらひたすら水分ばかり取っていた。「あち〜・・あち〜・・・」と唸りながらウロウロしていると僕の竿に鯉の前アタリが!そして一気に竿が舞い込む。さきほどの「あち〜・・あち〜・・・」のだるさはどこへやら、鯉とのファイトはテンションがあがる。

 掛かっている鯉は結構重量感があり、あちらこちらと走り回る。急に走る方向を変えたりするので制御しきれず、葦の中にもぐりこまれてしまったが、なんとか強引に引き出した。釣り場を見に来ていた村上さんにタモ入れしていただき、ゲット〜♪アベレージより少し大きいくらいのサイズが上がった。

  サイズは75。太さのわりにドン詰まりの体形?  

 この75をリリースして20分後、また僕が暑さにやられてフラフラウロウロしていたら、いきなり堤さんのコーンをエサにしているほうの竿が倒れんばかりに撓り、勢いよく糸が引き出された。堤さんが竿を持ち、ファイトするが、魚はかなりのスピードで一気に上流へ走り続ける。このまま製造中の橋をくぐってどこかへ行ってしまうのではないかと思うほどの勢いだったが、堤さんの竿さばきに負け、ゆっくりとこちらに向かってくる。浮いた鯉は最初に僕が釣ったのと同じくらいの50台後半〜60前半(未検寸)

堤さん、ヒット!! 上がったのは50後半〜60前半(未検寸)

 それにしても僕が最初に釣った同じサイズより、いいアタリ、いい走り方だった。

 昼頃、様子見にきていた村上さんが一度帰宅し道具をもってまた登場。北五番橋の下流側で竿を出した。
 いままで穏やかだった川の流れはいつのまにか激しくなり、上流からたくさんの切れた水生植物やゴミなどが流れ、仕掛けに引っ掛かって流される。道糸をすこし垂らし気味にしていた僕の仕掛けはその分流れによる抵抗を受ける部分とゴミが引っ掛かる部分が多く、すぐに流されてしまうので、一度仕掛けを上げ、エサ換えをしてから鯉の餌場と思われる狙いの場所に打ち、ほとんど糸ふけをださないよう、竿先がまがるくらいピンと糸を張ることにした。作戦成功!仕掛けはポイントからまったく動かなくなった。仕掛けを打ちなおしてから10分後にアタリ。50台の小型が上がった。


 この20分後、日陰となる橋のしたで釣り談義していると村上さんにヒット!ガリガリガリ〜っとクリックを鳴らしながら、魚はどんどん下流に走る。村上さんの30メートルほど下流で竿を出していた鯉師の方の道糸に絡めながらまだ暴れようとする。ようやくギブアップした鯉も僕が釣った↑の鯉と同じくらいのサイズ。この日の創成川の鯉は何故かよく走る。

村上さんファイト中 上がったのは元気のよい50台

 村上さんの鯉をリリース後も暑いので橋のしたに避難。こんどは誰にアタるかなぁ〜なんて思いながらつり談義をしていたのだが、いつのまにか川の様子がまた急変。朝のドシャ降りのため上流のダム放水で酸素の少ない濁水が流れてくる。川は一気に酸欠状態で水面でパクパクやっているウグイ以外、魚の気配がなくなってしまった。しかも流れは弱まり、この少酸素濁水が停滞している。う〜・・これは厳しい・・・・これにはどうすることもできず、一同橋の下で雑談しながら状況の改善をまつのみ。

 そうこうしていると時間はすでに午後3時。ラジオの中継は4時からで30分後にはkeikoさんが機材を持って釣り場にくる。ラジオの中継中に誰かにアタリがあったら面白いかなと、釣り場の一同全員、状況はよくならないなか、いちおうエサ換えをしておく(笑)


 4時前、局の車でkeokoさんが登場。ラジオには僕と堤さんが出ることになった。午前3時59分、コマーシャルの後に番組のkeikoさんがレポートするコーナーが始まる。

76.5 FMアップル。 コマーシャル中。緊張するけど竿が気になる
  堤さんの出番。僕はやっぱり竿が気になる

 10分ほどで中継が終了。内容的には鯉釣りについて、この日の釣りについて、釣り場の創成川についての話をさせていただいた。よかったのかわるかったのか、中継中にセンサーがなることはやはりこの川の状況のためなかったのだが(笑)、かなり良い経験をさせていただくことができた。

FMアップル(76.5MHz)「平岸ボイス765」

 無事にラジオ中継が終了し、keikoさんが帰った後、やはり暑いので橋の下へ。川には多少魚の気配がもどったが、いまだ濁ったまま。そのまましばらく皆さんと雑談していたのだが、やはりこの状況では厳しいものがある。とくにこの日は誰も集魚力のあるダンゴエサを使っていなく(皆さんコーンやイカの切り身のみ)、この後アタリがある見込みが無いので夕方6時ごろ、皆さん撤収となった。

釣り場まで車に乗せてくださった堤さん、ラジオで話させていただいたkeikoさん、ありがとうございました。

   堤さんがタモで捕獲したアメリカザリガニ。このほかに2匹の小さいザリガニもいました。繁殖してるんですかね、こんなところで。