鯉釣り日記2005 やっぱり鯉でしょ
 釣行日 7月2日
午前10時〜午後6時
 場 所  創成川
 時 間


 前回の釣行で、使っていた折りたたみ式のフォーク竿立ての2本のうち1本の脚がおもいきり壊れてしまった。また買いにいこうかと悩んでいたところ、前川さんがタックルを山上湖仕様に新調するため、いままで使っていたものをオークションに出すというので、ピトン竿立て2本を購入させていただきました。今回はその竿立ての試し釣りです。

 午前10時、親父の車で釣り場まで送ってもらい、釣り場に到着。今回は創成川の北5番橋と北4番橋の間で竿を出す。前回爆釣していた北5番橋のすぐ横(上流側)に入ろうと思ったのだが、新しい橋を北5番橋のすぐ横に作るために、工事用バリケードが張られて釣り場がせまくなり、建設業者の人がたくさん出入りしていたので断念した。

 もう7月、かなり暑い・・。竿を出す場所も、土手の上に、日陰となる休憩用の東屋がある場所を迷わず選んだ。荷物は東屋に置き、使い慣れないピトンを刺し、紫外線にやられながら竿をだした。

 仕掛けは前回とほぼ同じ、エサは毎回トウモロコシばかり使っているので、今回はうちの冷凍庫で長らく眠っていたワカサギを使ってみることにした。


スイベル:ローリング2号

サキ糸:ナイロン16号

オモリ;ヒシ型25号

ハリス:巨鯉ハリス8号

針:チヌ針10号

エサ : ワカサギ

 
準備完了、仕掛けは1本を川の真ん中に、もう1本は、川の対岸付近に茂っているウィード帯に引っ掛かるギリギリのところに打った。寄せエサなどはない。

 それにしてもピトン竿立て、ピトンヘッドがベイト用に長さ30センチと短くなっているのだが、その短さが僕のスピニングタックル+アンテナの長いセンサーにピッタリだったりする。担ぎ込みには少々重さがあって不便だが、かなり使いやすく感じだ。

 東屋から・・・それにしても暑い  前川さんから購入したピトン

 
センサーをセットしたら即行、日の当たらない東屋へ。天気予報で言ってた気温より暑いじゃないか。ウチワで必死に顔を仰ぎながらアタリを待つ。

 1時間が経過した。ワカサギのエサ待ちはかなり悪いので、エサチェックをする。1番竿を上げてみると、やはり跡形もなく針から消えていた。付け直そうとワカサギの入ったパックを取りに東屋に戻ったとき、2番竿のセンサーが入った。ギィ〜っと糸を出したので一瞬期待したのだが、竿を持ったときに鯉の引きじゃないことを確信、少しずつ引き寄せてみると、やはり!

  ライギョだぁ〜  

 
対岸付近に広がるウィード帯には鯉だけではなく、ライギョも住み着いている。竿の準備が完了したあとに川の様子をみていたときも、鯉と一緒に泳ぐ雷魚の姿が幾匹か見えていた。こんな状況でワカサギをエサにして、コイツがかからないはずはない・・・

 別に掛かるだけならいいのだがこのライギョ、針を飲み込んでしまったり、鋭い歯でハリスをダメにしてしまったりと、もぅ困ることばかりで・・・このときも、絶対丈夫だと信頼していたチヌ針をおもいきり曲げられ、ついでにカエシの部分も削られてツルツルになってしまっていた。

 やはりこんな場所でワカサギなんか使うもんじゃないな・・とちょっと後悔しながらしぶしぶワカサギを針に付けて、今度はすこしウィード帯から離れた場所にキャストした。しかしまた東屋にもどろうとしたとき、1番竿にライギョのアタリ、今回はすっぽ抜けてくれたので安心していたら、そのとなり2番竿でもライギョの空アタリが・・・

 しかたなくまた2本とも仕掛けを上げ、グチャグチャにされたワカサギを付け直して同じ場所にキャストした。「もうライギョは来ませんように」と願いを込めて、ちょっとため息をつきながら東屋で休んでいると、また2番竿に鯉ではない生き物のアタリが・・竿先がガクガクと動いていたので、ライギョの前アタリかなと思っていたのだが、しばらく待ってもガクガクが止まらないので、引き上げてみると不思議な重量感・・?なんだなんだ?

  カメだぁ〜  

 予想もしない釣果に少々ビックリ。創成川でカメは珍しいなぁ、可愛いなぁ拉致して家で飼おうかなぁと思っていながら、鋭い歯でかみちぎられた針を外すと、てけてけてけ とすごい勢いで走って逃げられてしまった。

 正午、東屋でノンビリ昼飯をたべていると、近くにカエルルアーを投げるライギョマンの影が。その人と話しながら、カエルルアーが泳ぐ姿をみていると、僕の2番竿にライギョのアタリが。暑いなか頑張ってルアーを投げている人の前で、こんなノンビリしたタックルでライギョを上げてしまうのも、なんか悪い気がする。上がったのは50センチほどの小さいライギョ。今回は針を曲げられずにすんだ。

 「またやっちまったよ〜」、隣で竿振っているライギョ師のルアーに食ってくれればいいものを、何故鯉の仕掛けに掛かるかねぇ・・・。

 ちょっとガッカリしながら東屋へ戻る。暑いし、エサはワカサギしか持って来ていないし、今日はもう帰ろうかな〜、なんて思いながら、ぼぉ〜っとしていると、2番竿が一気に舞い込まれるのが見えた。同時にセンサーが鳴る。

 「っしゃぁぁ〜、鯉
だぁぁぁぁ〜〜」ライギョやカメとは全然違う、鯉のアタリを見て、一気にテンションが上がってしまった。ドラグをしめ、リールを巻いてラインを回収するも、すでに1番竿のラインをたまぎ、下流に走ってしまっていた。横で見ていたさきほどのライギョマンに1番竿のラインを岸に寄せてもらい、暴れる鯉を慎重に寄せてくる。上がった鯉は62センチだった。

2回目 ライギョ 外道に苦しみながらも、やっと上がった鯉!

 とりあえず、1匹の釣果に一安心。このあと3時間、午後4時まで鯉もライギョもおとなしくなり、センサーがなることはなかったので、転寝をし、気温が下がるのを待った。

川の対岸側はウィード帯になっている。 上に見える東屋がなかったら、死んでたかも?

 午後4時、転寝から起き、エサ換えをするため仕掛けを回収した。ウグイなどにつつかれてもすぐに針から取れてしまうワカサギは、やはりどちらの仕掛けにも跡形も無く消えていた。今度は2匹ずつ針に付け、おなじ場所に打ち直す。

 また東屋に戻ったとき、ちょうど大学から帰った村上さんが釣り場を訪れた。村上さんはこのあとすぐに家に帰り、釣具をもってまた戻って僕の隣で竿を出した。少し談義していたら、僕の竿にライギョのアタリがあった。が、すぐにスッポ抜け、このあとすぐにもまたライギョの空アタリがあった。またライギョの活性が上がってきたようだ。

 付け直したワカサギを更にライギョの住み着くウィード帯から離れた場所に打ち、2回目の鯉のアタリを待つ。が、終了時間の午後6時まで何の反応もなく、釣行終了となった。村上さんは僕と一緒に一度納竿して、場所を変えてまた釣りをし、70台を上げたようだ。

 しかし今回の釣行は無意味に疲れた・・おそらくこの創成川でウグイをエサにすることはあってもエサ持ちの悪いワカサギをエサにすることはもう無いだろう・・