鯉釣り日記2005 アタリフィーバーの嵐〜夢の初鯉現実に〜
 釣行日 5月14日
午前9時〜午後5半時
 場 所  創成川
 時 間


 5月1日の釣行で中途半端な終わり方をした私と釣友山崎君は5月14日、そのリベンジのため、また創成川に下りることにした。

 今回は私よりも、いままで10回以上鯉を狙って釣行しているのにもかかわらず、鯉っ子一匹上げたことがないという、鯉運のない山崎君に1匹でも釣らせることを目的とした釣行だ。

 午前7時、荷物を積んだ自転車で山崎君と2人創成川へと向かう。午前8時に、目的地である創成川排水場水門付近に到着するが、釣り人が多かったため、水門から200メートルほど上流に離れて竿を出すことにした。

 今回もエサはトウモロコシ。なんせ調子に乗って購入しすぎて、まだ私の家の冷凍庫にたくさん保存されているものだから・・

 仕掛けも5月1日、4月19日に使ったものと同じものを使用した。

 それぞれ仕掛けを投入し、1時間ほどアタリを待ってみたが、鯉どころかウグイやフナなどの気配もない。この状況は少しキツイと思った私達は、場所を変えることにした。

 次のポイントは当サイト掲示板にて、KTMさんよりお勧めいただいた北5番橋下流、いままで私達がいた場所より橋2つ上流である。竿を出す前に、5番橋の上から川を見下ろすと、ウヨウヨと鯉がたまっているではないか・・この日の鯉は下流へは下らず、上流のほうで溜まっているらしい。釣れそうな予感が沸いてきた私達は、すばやく道具を準備し、下流から順に、山崎君、私の1番竿、2番竿の順に竿をだし、それぞれ、手前の駆け上がり、水草と水草の間、奥の駆け上がりと、良さそうだと思った点にピンポイントキャストを決めた。仕掛けを打った場所付近には寄せエサとして冷凍コーンも撒き、魚にこの場所をエサ場として認識させる作戦もとる。。


 釣り場にはえてた小さなサクラでお花見しながら、山崎君と馬鹿話していると、私のセンサーがオン!「おっしゃぁ〜、来た〜!」と竿に駆け寄ってファイト開始。魚は縦横無尽に駆け回る。重さからして大した大きさではないとわかっていたが、かなり元気の良い引きに糸が出され、驚いた。ゆっくりと引きよせ、山崎君にネットインしてもらった鯉は55センチ。針を外し、検寸しようとすると、また隣の私の竿にヒット!今度もいい引き味をしてくれる。上がったのは64センチの抱卵したメス。ガッチリと針掛りしてしまっていたので、外すのに苦労し、口から血を出させてしまったので、すばやく検寸してリリースした。


 いきなりのダブルヒットに、続いて山崎君の竿にもヒットしないかと、エサ変えの時間を少し過ぎるまでまっていたが、結局変化がなしのままエサを変えることに。また同じ場所にそれそれ打って、寄せエサも撒きなおした。

 釣り場に天気は時間が経つにつれてよくなっていくのだが、風もどんどんと強くなっていく。そんな中、おかずを飛ばされそうになりながら早めの弁当を食い、腹ごしらえをして次のアタリをまつ。

   俺にもアタリ来ないかな・・・

 食事のあとのお茶を飲みながら、竿の様子を見に行くと、私の1番竿の道糸がふけているではないか!糸のたるみをとり、少し引っ張ると手ごたえが!しかし5秒もしないうちにすっぽ抜け・・残念。だが、このバラしの後から、私の竿にアタリフィーバーが来ることになる。

 バラシの20分後、また1番竿のセンサーが鳴り、勢いよく糸が引き出される。この時期の鯉は産卵を控えているためか、かなり引きが強い。ファイト中も鯉はスピーディに走り、少してこずりながらなんとかネットイン!大きさは66センチ。

 そしてその20分後、また2番竿が舞い込み、上がったのは50台後半(未検寸)。この50台が釣れた直後にMAENOさんが登場し、少し話していたのだが、その最中にも1番竿のセンサーが鳴る。今度は45センチほど(未検寸)よく肥えた金色のきれいな魚体)。

 65センチ  50台後半
 
推定40センチ   

 これだけ釣れているし、魚の活性も食い気もいいはずなのに、何故山崎君にはかすりもしないのだろうか・・投げているラインも仕掛けもエサも全て同じはずなのに。「いいなぁ、祐基君ばかり・・」と言いながら山崎君は私のタモ係みたいになってしまっていたが、MAENOさん曰く「タモいれ係ばかりやっている人は最後にデカイのが釣れる」というジンクスがあるとのこと。その言葉を信じて、エサ変えと同時に山崎君はエサを変えて投入ポイントを変えることに。少ししかもってきていなかった寄せエサ用のコーンを切らしてしまっていたので、山崎君が近くのコンビ二へ行っている最中、また私の1番竿にアタリ、40台後半の鯉が上がった。その直後に同じくらいのサイズがヒット!どうやら、1番竿を投入している水草が茂る中にある隙間がポイントになっているらしい。

 推定40台後半!本日6匹目  同じく40台後半 本日7匹目

 数分後、おつかいに出かけていた山崎君が帰ってきたが、お目当てのトウモロコシがコンビ二になかったとのこと。今度は僕が、近くのスーパーまでトウモロコシを買いにいくことにした。いままで20分間隔で私の竿にアタリがあるので、山崎君に「俺が留守している間に、俺の竿に当たったら、上げちゃっていいよ」と伝え、ゆっくりと自転車でスーパーへ。20分後、お目当てのトウモロコシを籠に入れ、ゆっくり釣り場に戻るが、山崎君は私が出かけるときと同じ場所にすわっていた・・「アタリなかったの?」「なかったよ」・・・・・なんという鯉運のなさ。山崎君に「上げてもいいよ」といったら、アタリが止まってしまったではないか。

   なんで俺だけ、アタリないのかなぁ(山崎くん)

 このあと、私の竿にもアタリはとまってしまう。時間は午後2時、本などを読みながらベンチにすわってアタリをまつが、風が強く寒くなってきたので、風のあたらない木の陰ですごす。しばらく馬鹿話をしていると私のセンサーが鳴った。竿とともに上下に揺れ動くリールからはかなりの勢いで糸がでる。竿を持ち、ドラグをしめ、ファイトするが、魚は容赦なく暴れまわり、制御できないまま草のなかにもぐりこまれてしまった。糸のテンションを緩めて出てくるのをまつが、一向に動こうとしない。そこで少し竿を引いてみると、草のなかからグチャグチャに絡まった仕掛けが出てくる。本日2回目のバラシ・・絡まった仕掛けをほどき、エサを打ちなおしてまた木の陰ですごす。

 本日一度も竿に変化のない山崎君・・・地面に生えているツクシを抜いては投げ飛ばし、抜いては投げ飛ばし、自然破壊行為をはたらく。そうとうヒマそうだ。またブチっと抜いたツクシ、また投げ飛ばして遊ぶのかと思いきや、口の中に運んでしまった・・「うわっ、苦い」 あたりまえである。「祐基君も食べてみなよ」 ・・自分で食べてマズかったものを人にすすめないでください。
 
 ツクシ飛ばしに飽きた山崎君、こんどは、「四葉のクローバーさがそう・・」 もうヒマすぎてやることがなくなってきたようだ・・。四葉のクローバーも見つからず、木の陰ですごすのも飽きてきたので、私は一度竿の様子を見に行くことにした。私の竿には変化がなくなった。山崎君の竿も相変わらず・・? ん!?

私:「ちょっと、山崎竿の糸がとんでもない場所まで移動しているよ!」

 どうやら、、山崎君の竿にアタリがあったのだが、ツクシ抜きに夢中になっていて気がつかなかったようだ。(山崎君はセンサー無し)山崎君はあわてて糸を回収するが、仕掛けにはなにもついていない・・?というか、仕掛け事態が糸から消えていたのだった。糸の先にはブッツリと切られたあと。

 山崎君:「ツクシなんかで遊ばなければよかった〜、ツクシの呪いだぁ〜」

 後悔してももう遅い。切られた糸に、予備の仕掛けを結び、また同じ場所に打った山崎君。もういちど、アタリますように・・・・

 やはり風のあたるところは寒いので、また木の陰に避難しようとしたとき、突然山崎君の竿が舞い込んだ。
あわてて竿を持つ山崎君、魚はしっかりとフッキングしているようだ。ギリギリと糸を出す、山崎君のリール。初めての鯉の引きをしっかりと受け止め、戦う。

山崎くん、人生初の鯉とのファイト! 魚は容赦なくガンガン突っ込みを入れる。

魚は相当力があるようだ、なかなか浮き上がろうとせず、なれない手つきで一生懸命竿を操作する山崎君に容赦なく走り続ける。

   なんで俺だけ、アタリないのかなぁ(山崎くん)

 とうとう魚は橋をくぐり、下流へと走り続ける。鯉vs山崎君、白熱したファイトの末、勝者は山崎君。釣り場よりもかなり下流で上がった山崎君の初鯉は堂々の70オーバー。

山崎くん、人生初の鯉とのファイト! 魚は容赦なくガンガン突っ込みを入れる。
 

 記念すべき1匹目の鯉をリリースし、達成感あふれる笑顔で「鯉ってすげぇ!ハマッたぁ〜!!」と山崎君。彼も感染してしまっただろうか、私の鯉釣り病。

 念願の鯉を釣ったことで、ハイテンションの山崎くん。リリースしてから20分、山崎君に2回目のアタリがくるまで笑顔は消えなかった。2回目のアタリの前アタリを見た山崎君、大慌てで竿のもとに駆けつけるが、竿の前で思い切りステンっと転んでしまった。体勢をたてなおし、興奮気味で竿を持つが、魚は残念ながらすっぽ抜け。それでも笑顔が消えない山崎くん。ニヤニヤしながらおなじ場所にエサを打つ。そして山崎君の竿に3回目のアタリが!今度はしっかりとフッキング。慎重に上げた2匹目の鯉は45センチほどの小型。それをリリースしたあと、またもや山崎君にアタリがあり、水草に潜られそうになりながらも、しっかりと浮かせ釣り上げた3匹目の鯉は60センチジャスト!初鯉のあとのアタリフィーバーに山崎君大興奮!♪

山崎君2匹目、推定45センチ アタリフィーバーで3匹目、60センチジャスト!

 山崎君の60をリリースしたあと、私の1番竿にもヒット。首振りも走りも元気のよい、少しやせ方の鯉、推定50台後半が上がった。陸に上がったあともバタバタ暴れて針を外すのも一苦労。

  本日8匹目!元気のいいスマートな鯉。

 この私の8匹目で終了時間が過ぎ、今回の釣行を終了した。目的である山崎君に初鯉を釣らせるということを達成できたので、大満足の釣行となった。山崎君にはこれからドンドン鯉釣り嵌っていただきたいばかりである。
結果は、私が8匹、山崎君が3匹、2人とも2回ずつバラしているので、アタリ総数は15回。最大は山崎君の71センチ。
 ポイントの情報提供をくださったKTMさん、ありがとうございます。