鯉釣り日記2005 とにかく一匹…
 釣行日 4月29日
午前6時〜午後4時
 場 所  創成川
 時 間


 札幌の鯉釣り最盛期のスタートと重なる学校のゴールデンウィーク連休!鯉師ならこれを、逃す手は無い。

 今回はいままでボロくて今にも壊れそうだった自転車を新しく買い換えたので、久しぶりに担ぎ込みの釣行をすることにした。ネット大会の期間真っ最中!気合がみなぎる。

 本当は、午前7時出発の予定だったのだが、釧路から札幌に帰り、入釣予定地ですでに竿をだしている前川さんからの「釣れたよ」メールに影響をうけ、午前5時に出発することにした。

 午前4時、起床。釣具を乗せた自転車にまたがり、前川さん、そしてMAENOさんが竿を出している、創成川排水場水門のポイントへ。家からポイントまで11〜12キロほど久しぶりに釣り具を乗せて走ったので、ゼィゼィ息切れしながらの到着は出発から1時間後の6時となった。

 釣り場では水門の下流にMAENOさん、前川さんと竿を並べている。最初に挨拶しようと思ったが、お二人とも熟睡してるご様子だったので、先に竿をだした。今回の仕掛けはダンゴなし(荷物になるから持ってこなかった)の2本針仕かけ。

仕掛け

スイベル:ローリング2号、先糸12号(スレ対策用チューブ装着)、オモリ:ヒシ型25号、ハリス:巨鯉ハリス8号、針:フカセ18号

エサ

スイートコーン

 まずは川の真ん中に2本とも打ち込み、仕掛けを置いた場所にトウモロコシを撒き、寄せエサとする。
 
準備が終わった後、釣り場をウロウロしていると、車で寝ているMAENO さんの竿にちょっと異変が?3本出している竿のうち1本だけが糸がふけているのだった。これは・・?わざと糸たるませてるのかな・・?それとも何か掛かってるのか・・?ちょうどそのころ前川さんが起床したので、一緒に様子をみてみるが、何かが掛かっている様子はなかった。

 しばらくしてMAENOさんも起床したので、挨拶を交わし、そのまま釣り談義となった。

 今回のタモは折りたたみ式60  お隣の前川さんとMAENOさん

 午前8時、ちょっと早めのエサ変えをする。到着時、天候はよく、風もあまり無い。人間にとってはちょうどいいコンディションだったのだが、このまま、このままの状態であってくれ〜!あまり風が強くなると帰りの12キロが大変なんだー!という願いも虚しく、風が吹き始め、同時に雲も多くってきた。

 私達が釣り談義しているうちに、周りにはヘラ釣り師の姿が増え、それぞれ竿を振り、ウキを見つめていた。あたりにはヘラらしきモジリが多くみられる。やはり鯉よりも低い水温に強いのだろうか、活性の高まり方やノッコミ期のハタキはヘラのほうが早いようだ。

 午前10時、エサの様子見のために仕掛けを回収し、新たにトウモロコシをつけ、今度はさきほどよりも近い距離にうち、エサも撒きなおした。前川さんもMAENOさんもエサ換えを終え、これから新川へ入るというHH中西さんもくわえて釣り談義に夢中になっていた。

 30分後、MAENOさんが使用しているピトン竿立ての話題に盛り上がっていると、私の竿に変化が・・・!
 一瞬、風で竿が動いたようにも見えたが、それは前アタリ。その後、竿がググ〜っと舞い込む、鯉のアタリだ!!

 久しぶりの鯉の引きの感触を楽しみながら、MAENOさんにタモいれいただき、上がった今年の初鯉は50にわずかにとどかないくらいの子鯉。残念ながらインターネット大会の対象にならないサイズだが、それでもよく肥え、傷ひとつない綺麗な鯉だった。


 センサーを新調してから初の1匹、やっと受信機から流れるエリーゼのためにが聞けた♪この1匹に大物の可能性を感じつつ、リリースしたあと、また同じ場所にエサを打つ。

 前川さん
自作のタモ網の色が目立ちます
 MAENOさんのタックル
赤い水門に話題の赤い竿、赤い石鯛リール、赤いライン、赤いタモ網

 このあと、HH中西さんは新川へ、MAENO さんは竿を置いてお出かけ、私は音楽を聴いたり、本を読んだりして過ごす。しかし、またヒマになってきたので、釣り場中をウロウロウロウロ・・・ふと、MAENOさんのタックルのかっこよさに目がとまり、前川さんと2人でながめる。「いまMAENOさんの竿に90が掛かったら・・それを俺達であげちゃったら・・MAENOさん怒るかなぁ」そんな話をしていると・・

 ガリガリガリガリ〜っ!MAENOさんの巨鯉烈火の穂先が曲がり、リールからは大きなクリック音。「もし掛かったら・・」なんて話ていたらホントに掛かっちゃいました。持ち主のMAENOさんが帰ってくるまでそのままにしておこうかとも思ったが、魚が横に走りはじめ、掛かりに入ったり、隣で釣りをしている人の糸に絡むと困るので、「俺達で上げちゃおうか♪」

 まず前川さんが烈火を持つ。すこし引き寄せてから、今度は僕が代わってランディング!上がったのは40センチほどの小型。そこにMAENOさんが帰ってきたので、「僕らで上げちゃいましたよ」なんていいながら即リリースする。なかなか綺麗な鯉・・いや、それよりも・・・なんですかね?ダイワの巨鯉烈火とかいう竿は。なんか、一瞬持っただけで欲しくなりましたけど!?この魅力はどこからくるのだろう・・・・

 午後からは、天候が不安定になり、雨が降り出す。まだ小雨だが、本降りになったら困るので、散らかしてある自分の道具類をまとめる。このまま本降りになれば、即撤収になるのだが、ぱらぱらという小雨・・・ともいえないような微妙な振り方しかしないので、エサを換え、またエサも巻きなおした。そして自分のことが終わったら、すぐに前川さんとMAENOさんのもとへ。自分の場所にいてもヒマだから・・そしてまた釣り談義、それしかすることないから・・・。

 そんなこんなで、刻々と時間が過ぎてゆく。2時頃、MAENOさんのクリックが鳴ったが、さきほど僕と前川さんが上げってしまったのと同じぐらいのサイズだった。それをリリースしてからも釣り談義、途中、私達の釣り場に立ち寄った、このサイトにアクセスくださっている、ヘラ師HTさんも加わって、釣り談義・・気がつけば、釣り談義しかしてない今回の釣行。こんな感じの釣りが私的に一番楽しいのだが、どんな会話で盛り上がっていようが、その話題一つ一つをここで紹介するわけにいかないので、「釣り談義」としか書けないのだった今回の釣行記が(も)あまり面白くないことの言い訳。。)

 ヘラ師HTさんが帰ったあとも、アタリをまつが、結局なにもないまま。僕は暗くなって誰もいない時間帯まで釣りを続けようかと思っていたのだが、気温が下がり、天候も不安定。釣りがしにくい状況に・・前川さんとMAENOさんも場所を変えて、今度は新川へ行くということで荷物をまとめていたので、私も納竿し、帰路についた。

前川さんとMAENOさんは、私が帰宅してこれを書いている今も、釣りを続行している。私もこの釣行の2日後、5月1日にまた同じ場所に竿を出す予定である。