長い長い冬もあともうすこし!北海道の鯉釣り師にとっては竿を出したくてウズウズしてくる季節になった。
3月といえば、シーズンONを待ちきれなくなった鯉釣り師が次々と冬眠からさめる時期、ちょっとまだ水温は冷たいかもしれないけど、どこか竿を出せる場所があれば釣りがしたい・・
私ももう我慢できなくなり、除雪されているとの情報が入った新川を、少し様子見がてらに久しぶり竿を出すことにした。今回は、2005年の初釣行。いい釣りができますようにと願いながら家をでる。
午前10時、親父の車で新川に到着。前回と同じく、2本あるうちの1本を親父に貸し、それぞれ1本づつ竿を出す。
やわらかい雪に竿立てがなかなか刺さらず、苦戦しながらも、なんとかタックルをセット。私は下流側、親父は上流側に竿を立てた。
今回は新しい仕掛けを使おうと思っていたのだが、その準備ができなかったため、いつもの袋仕掛けを使う。
エサは、鯉の食い気がないため、匂いのあるものを配合する。毎年のこの時期は、「鯉のぼり」やエビ粉、麦などを使い、小さな粒子のものを多く配合していたが、今回は、かつお粉を混ぜ、粒子も少し大きくし、バラケがよくエサ残りもいいダンゴを作ってみた。
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仕掛け 袋式3本針
スイベル:ローリング3号、袋:サーモン用PE8号、ハリス:巨鯉ハリス8号、針:ソイ17号、フカセ18号
ダンゴ
配合 : 龍王+ハトのエサ+カツオ粉
水分 : カツオ出汁
喰わせ : バイオワーム |
ダンゴを仕掛けに装着したら、今年初の第一投!ポイントを探るため、私は川の真ん中の一番深いところ、親父は対岸ちかくまで遠投した。
この日の気温は暖かく、コートやジャンパーなど不要なくらい。しかし水温は(水温計を持ってくるの忘れた・・)手を入れるとまだつめたく、川にもまだ泡付けやモジリなどの魚の気配が感じられない。
とりあえず、外にいてもやることがないので、バイオワームの変な匂いが付いてしまった手を洗い、車の中に入ってアタリを待つ。が、結局センサーが鳴ることがなく、あっという間に1時間が経った。
午後12時、昼飯前のエサ換えをするために仕掛けを回収すると、喰わせのバイオワームが、投げたときと全くおなじ状態で帰ってきた。ウグイなどにも触られていないのだろうか・・・川の様子は依然変わらず、静まり返っていた。それでもバラケがよく、匂いも強いダンゴをまた同じ場所に打ち、チャンスを待つ。
午後1時、昼飯のとんがらし麺を食べていると、上流のほうから折れた木の枝が流れてきたので、心配になって外にでてみる。案の定、やはり木の枝は私の道糸にヒットし、引っかかってしまった。それをとるために、仕掛けを上げ、新しいダンゴを、その仕掛け1つ分作ろうと思ったが、ダンゴを1個だけ作るのがなかなか難しく、結局2個分作ってしまったので、親父の竿も上げてエサ換えをすることにした。やはり両方ともバイオワームに傷はなくそのまんまかえってきた・・
まぁ、ダメでもともとか。と、また車に戻って2時間ほど仮眠をとる。
西日の眩しさに目をさました午後3時。さっきのエサ換えのときにハトのエサを多く配合したダンゴを作ったので、カツオ粉の効果はなくなったろうが、まだまだエサが底残りしていることを考え、エサ換えはせず、終了時間の午後4時までそのままに。
結局、4回連続ボウズで終了。私的にはそれでもいいのだが、こうボウズが続くと、この釣行記の面白みが・・・・・
まぁ、この水温だし。寒かったら鯉のテンションも下がるよなぁ〜、なんて考えながら仕掛けを回収しに行くと、私の竿の糸が少しフケ気味・・?たるみを取り、リールを巻くと袋仕掛けがグチャグチャになって帰ってきた。しかもいままで無傷だったバイオワーム、短くなってるしボコボコになってるし・・・・なんだ、ジャミはいるのか?まぁ、ウグイなら鯉よりも寒さに強いか・・・なんて思っていたら近くで
ドォボ〜ン!バシャバシャバシャぁ〜
って・・鯉、ものすごくハイテンションになってるんじゃねぇか〜!
納竿したとたんに活性上がるのだけはやめてほしかった・・・・毎年、初釣行はボウズだが、こんなに後味の悪い釣行終了は初めてだ・・・・・・
とりあえず、時間帯などにもよるだろうが、新川の鯉は元気元気!!あのあと、もうすこし竿を出していたら、ヒットしていたかもしれない・・・・・
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