しばらくボォ〜っとしていると、アタリブザーのメロディーが!!しかし、魚ではないようだ。この時間帯は流れが強く、ゴミが流され、道糸に引っかかったらしい。竿を持ち、リールを巻いてゴミを引き寄せる。そして道糸にこびりついた藻やビニール袋などを一つ一つとっていった。と、ここで少し気味の悪いものを見つけた。仕掛けから約50センチ上の道糸に人間の髪の毛が数本からみついていたのだ。しかも、ご丁寧に毛根までついて・・・・「気持ちわるっ!!」
速攻で髪の毛を捨て、気を取り直してエサの交換。エサの配合は変えず、同じ場所に打つ。アタリブザーをチェックし、またシートの上でごろごろしながら鯉釣りマガジンを読む。2004年春号はここ創成川の記事が載っていたので参考になる。またその記事を書いた方はこの川で1日11匹の大釣りをしたとあるから驚き。
そんなこんなでゆっくりとまた2時間が過ぎていた、「さて、新しい団子をつくろうか・・」、と龍王粉末をバケツに入れ、配合エサと水も入れ、手の中で団子状にしていた。そのとき、2番竿(↑の写真の奥の竿)にアタリが!!ブザーが鳴り、糸が出される、魚は方向転換し竿の方へ走り出し、道糸がフケた。ダンゴだらけの手を拭き、竿を持った。魚は上流へはしり、今度は下流へ。そしてボゴンっと赤みががった尾びれを見せた。「これは60〜70センチはあるな」と思った瞬間、思い切りすっぽ抜けてしまった。「あ゛〜、せっかく乗せたのに!」 ・・・・
悔しい思いをしながら先ほど作ったダンゴをセットし、また同じ場所へキャスト。するとダンゴを落としたときのボチャンという音に驚いてか、近くでヒゴイがはねた。どうやら魚を寄せることに成功したらしい。「よし!もう一度かけるぞ!」、一度バラすと風邪をひくまで諦めないのが私である(笑)。でも今この釣行記を書いているということは風邪を引かずにすんだらしい。
シートに戻り、こんどはじっくりと竿先を見つめる。しばらくすると、1人の男性がこちらに向かってきた。
「釣れてる?」、「いえ、まだです。」
話を聞くと、その人は石狩川の鯉釣り師で、当HPにアクセスしたことがあるという。(これは嬉しい♪ ありがとうございます。)
その男性が帰った後、また別の男性が・・今度はおととし知り合った地元釣り師のおじさんだった。
「ひさしぶりだね〜」、「こんにちは!」
その人ともしばらくは話し、創成川のこのような情報を得た。
「この川は冬でも水温7度以下にならないから、釣ろうと思えばいつでもつれるよ。今の時期は得に鯉も動いてる、今さっきこの下流を歩いてきたけど、鯉の泡付けがよくみられたよ。へら釣りをしている人が私が見ている数分間だけで、3回も鯉をヒットさせてた。3回ともバラしたけどね。ただ、今後のスレ状態が心配だなぁ。こう何度もヘラ釣りの仕掛けにかかって痛い目にあうと、鯉の仕掛けには掛かってこなくなるかもしれない・・・。しかもこの上流で工事やっているよね。いままで鯉は工事現場より上流の下水処理場のところまで遡上するけど、工事の影響でここより上まで上れなくなってしまった。この工事はしばらく続くらしいし・・・今後どうなることやら」
そうだったのか・・いい情報を得た。
「ありがとうございます」
おじさんと別れたあと、気温がさらに冷たくなった。そろそろ来ないかなぁ・・・と思っているとダンゴエサ特有の前アタリが・・・フワフワと穂先を上下させている。いつ魚が乗ってもいいよう、竿の前で構える。一気に食い込みそしてブザーがなった瞬間・・・私はリールのスプールを押さえながら竿をもち、戦闘開始!しかしまたしてもすっぽ抜け。どうやら今日は魚の食いが浅いらしい。
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前あたりが!でもすっぽ抜け(涙) |
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結局、このまま終了時間となり、今日の釣りは終了。近いうちにまた釣行したい。