インターネット鯉釣り選手権が幕を開け、やる気満々のC&Bチーム。今期大会は上位を狙い、東京でも札幌でもそれぞれ釣行している。
10月3日、私は前回泊まりの釣りをしたポイント、「ゴルフネット裏」にて竿を出した。
実は前日、何故か私がC&Bよりも関わりの深い、北海道 鯉マニ友の会の前川さん(釧路に引っ越したはずなのに・・)、佐々木さんがそのポイントに入釣し、それぞれ釣果を上げ、佐々木さんは、88センチの大鯉を釣ったとメールが入った。そこで迷わず私も、Tシャツゲット仲間に入れてもらうためにお2人のいるゴルフネット裏に向かった。
午前8時過ぎ、ポイントに到着。前日から竿をだしている前川さんと佐々木さんと挨拶を交わしてから、佐々木さんの横にタックルを出した。今回も近投狙いと考えていたため、仕掛けは前回とおなじ1本針の仕掛け(ハリスの長さを少し短くした)、エサも前回とおなじ龍王単品と喰わせに大豆でスタート!
タックルをセットした後、2方と釣り談義をしていると佐々木さんのセンサーが鳴った。しかしそれは魚ではなく、前回と同じく草の塊・・。佐々木さんが一度仕掛けを上げ、キャストしなおしてまもなく、また塊によりセンサーが鳴る。水が動き、ゴミ類がよく流れるため、仕掛けをかなり遠投している佐々木さんのラインに引っかかりやすいようだ。
なんとか草の塊をクリアした佐々木さんは、ライブバックに入れておいた、前日の88センチの写真をとるということで、魚を陸に上げた。ライブバックから出てきた鯉はがっちりとしていて重量感がある。元気もよくバタバタと暴れてなかなか検寸台にのってくれない。やっと台に乗った佐々木さんの大鯉は口をパクパクしながら、まだペシンペシンとシッポで台を叩いて抵抗している。私はその姿にしばし見とれていたが、あることに気がついた・・・・・あれっ・・?
私の自己記録(86センチ)に似てるではないか。いや同じ魚が成長し、それが佐々木さんの仕掛けに掛かって、また私の前に姿を現したのかもしれない。
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佐々木さんが釣った88センチの大鯉。 |
私の自己記録にそっくりです。成長したのかも |
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去年、私が釣った自己記録86センチの鯉 |
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私の自己記録は、抱卵していたため早めにリリースし、写真も少ないので特徴となる傷跡が写っている写真はこれしかない。まぁ、それはいいとして、佐々木さんはネット大会始まっていきなりこのサイズ。さすがここをホームグラウンドとする鯉師だ。
佐々木さんが魚をリリースしようとしたとき、また「ピンポ〜ン♪ 3番、3番、3番です。3番にヒットしました」と、佐々木さんのコムテック製センサーの音。グリックがギリギリといっていたので、今度こそ魚かと思ったのだが、またもや草の塊。これがなければ、私も思い切り遠投かけて攻めるんだけどねぇ・・・大量の草、いったいどこから流れてくるんでしょう。
その後変化がないまま午後になった。影が薄くなり、ほったらかしの私の竿のエサ変えを済ましてから、また皆さんで釣り談義。あ〜だこ〜だと話していると、かすかに遠くからギィギィというクリック音が・・・。見ると前川さんの竿がしなっていた。一同前川さんタックルのもとへ走る。そして上がったのは50センチクラスの鯉だった。とりあえず魚は動いているようなのだが、私の竿にはホントになんの変化もない。
寂しい・・一応ネット選手権上位を狙っているということで早く一尾上げたいところだ。前川さんが釣ったその50クラスが、すこし遠めに投げた仕掛けにヒットしたと聞き、今回は近場に魚が寄っていないと判断した。草の塊も少なかったので、私も真似して思い切って40メートルほど投げてみた。(このとき佐々木さんはタックルを片付け撤収)
数時間たったが、まだ私の竿に変化はない。またゴミが流れ出したので、「仕方ない、また足元にもどすか」なんて独り言をつぶやき、次のダンゴを作っていると、当HPによくアクセスしてくださっているS座さんがポイントを訪れた。
S座さん:「どうだい?」 私:「いやっもぅ、全ッ全ダメですよぉ〜」
ギィィィ〜っ!
ダメですよぉ〜なんていっている後ろで思い切りアタッていた(笑)竿を持ち、かるくアワせてファイト開始。しかし魚の引きがあまり感じられなく、ゴミが引っかかったのではないかと少し心配だったが、岸に近づくにつれて魚が急に暴れだしたので驚いた。前川さんに魚をタモに入れていただき、なんとかゲット!サイズは65センチ、これでとりあえず、写真をネット大会に投稿できる。
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65センチ |
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S座さんに私が魚を抱いている写真を撮っていただき、リリース。しかし今思えば危なかった、S座さんが私に話しかけてくれなければ、私はこの鯉がヒットする前に仕掛けを回収してしまっていただろう。とにかくよかった、S座さんに感謝する。
実はこの鯉を釣ったダンゴは、龍王に前川さんからいただいた炒り糠を混ぜたものだった。前川さんも炒り糠を使ったエサを少し遠くに投げて50台がヒットしたので、これがこの日のアタリパターンだったのだろう。私はもう1本の仕掛けも回収して、また炒り糠を混ぜた龍王ダンゴをつくり、さきほどと同じ距離に投げた。ブザーをセットして、タモを洗い、濡れた検寸台を乾かしていると、またクリックがなりブザーが鳴り響いた。「ちょっと待ってよ、まだ投げて5分も経っていないよ」、私のダンゴは約15分でバラけるのだが、バラケていないダンゴにもヒットすることがあるのかとすこし驚いた。おそらく喰わせ針に掛かったのだろう、今度は先ほどの鯉よりもよく引き、とくに岸に寄ってから大きく抵抗したのだが、もう少しというところでスッポ抜け。今年はすっぽ抜けの回数がかなり多いような気がする(苦笑)
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この後思い切りすっぽ抜け。 |
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このバラシのあと、前川さんは釧路へ帰らなくてはいけないので納竿。私ひとりでしばらく頑張っていたが、その後変化は全くなく、午後5時に撤収となった。
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